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合格マニュアル

目次

1.看護師という職業とは

1.向いている人

○ 看護師に向いている人は、協調性のある人です。そのような人は、他の医療人と協力してスムーズに治療にあたることができるでしょう。 


○ 他の人とコミュニケーションを取ることが得意な人です。チーム医療に欠かせない能力です。


責任感の強い人です。看護師は命を扱う職業ですので、責任感はとても重要な要素です。

テキパキと行動できる人。病院の部門によっては、行動のスピードを要求されることもあります。

体力がある人です。夜勤や患者さんのケアや巡回など体力を要する業務です。

◯ コミュニケーションが苦手な方でも、手術室看護師やICU看護師などでの勤務であれば大丈夫です。

2.看護師の利点

(1)やりがいがある

病気や怪我で気弱になっておられる患者様やお年寄りの患者様に寄り添って励ましたり不安を取り除いたりするお仕事ですので、「ありがとう」と感謝されることが少なからずあるということです。

手を握って「お世話になりました。本当にありがとうございました。」と言っていただけるお仕事はなかなかありません。

間違いが許されないため、緊張を強いられる職業ではありますが、心から感謝される職業でもあります。

(2)待遇面がよい

病院によってまちまちですが、看護師の方々がご自分の給与を書き込むサイトがあり、そこでは経験年数1~5年の看護師さんの平均年収を456万円、6~10年目で年収500万円となっていました。

ただ、3年目なのに700万円と書き込んでおられる方もおられました。

夜勤が月4、5回あり、手当が1回につき10000円~15000円つくのが大きいです。

当校の卒業生である1年目の看護師のお二人につきまして、一方の方の月給が手取り23万円で、もう一方の方は30万弱ほどあり全く違っておりました。

お友達間の情報交換は大事ですね。

(3)勤務体系を選べる

通常の病棟勤務では、週に一度程度夜勤があります。夕方から勤務し、翌朝に勤務が明けます。


通常、勤務明けの次の日はお休みとなります。

夜勤には一日につき手当が1万円から1万5千円ほどつきます。

お金が必要なときには夜勤に多く入るという選択もあるでしょうし、お子様の世話などで夜勤を避けたい場合

は、クリニックや施設など、夜勤のない勤務先を選ぶことができます。

また、訪問看護においても土日がお休みのところが多いので、規則正しい生活リズムでの働き方が可能です。

訪問看護は、一日4~5人の患者様を訪問するのが通常ですので、患者様としっかりと関わることもできます。

(4)定年まで勤めることができる

正社員として就職して、定年まで勤め上げるというのはなかなか困難なことです。

規模の大きな会社の方が待遇が良いのが一般的ですが、一部上場企業となると、転勤などの問題も出てまいります。

また、一般企業で一度退職すると復職は難しいのが現状です。

看護師であれば子育てに忙しい時期は退職し、その後復職することは容易です。

ご本人が看護師を続けたいと希望されている限り続けることが可能です。

看護師としてのスキルは積み上げていくことができますので増えることはあっても減ることはありません。

加えて、看護職として何年目なのかということで給与査定をしている事が多いので、他の職業のように別の会社に移るとキャリアがリセットされるということはありません。

実際70歳を超える現役看護師の方もおられます。

夜勤を避けたいならば、病床のないクリニックや介護施設での勤務がありますし、訪問看護であれば時間的な自由度は高いです。

(5)どこでも勤められる

仕事辞めたいなと感じる理由はほとんどが人間関係と言われています。

上述いたしました通り、通常のお仕事をされていて退職されましたら経験値はゼロに戻り、リセットされてしまいます。

しかし、看護職はそのようなことはありません。

人間関係がよろしくない職場であれば、他の病院に転職するのは容易です。

5年間看護師をしていて、他の病院に入職したならば、5年間の経験のある看護師として査定してもらえます。

全国的に看護師不足になっておりますので、北海道いうから沖縄まで、どこへ行っても翌週には就職できます。

ご自分の感性に合った職場を選ぶことができます。

2.志望校について

進学先

看護師になるための進路は、大きく分けて3つあります。
(1)看護専門学校 

(2)私立大学看護学部

(3)国公立大学看護学部 です。

(1)看護専門学校

修業年限は3年間です。3年間で全てのカリキュラムをおえることになりますので、学科も実習も結構忙しいです。

卒業後は看護師国家試験を受験し、合格すると正看護師の資格を得ることができます。

兵庫県下の看護専門学校

グループは、附属病院が隣接しているので実習が楽なために人気があるグループです。

グループは、英語・数学・国語のうち、いくつかを組み合わせて入試科目とするグループです。

Aよりも受かりやすいグループです。

グループは、国語と生物基礎で受験できるため、受験準備がしやすいグループです。

社会人に門戸が広いという特徴もあります。
 

関西労災看護専門学校・姫路赤十字看護専門学校・姫路医療センター附属看護専門学校・明石医療センター附属看護専門学校

宝塚市立看護専門学校・公益財団法人尼崎健康医療財団看護専門学校・神戸市医師会看護専門学校・姫路市医師会看護専門学校・西宮市医師会看護専門学校・兵庫県民間病院協会神戸看護専門学校・丹波市立看護専門学校・公立八鹿病院看護専門学校・相生市看護専門学校

はくほう会医療専門学校明石校・西神看護専門学校・平成淡路看護専門学校

難しすぎる問題を省き、基礎的なところをしっかりと押さえていけば大丈夫です。いつまでにどの程度勉強を進めるべきかというペース配分ができれば万全です。

受験勉強を始める時期によってペース配分は異なりますので、LINEやメールでお気軽にお尋ねくださいませ。

兵庫県には以下のような看護専門学校があります。受験勉強の負担が大きい順に1.2.3.としました。

負担度は1.>2.>3.となります。

1.

関西労災看護専門学校・姫路赤十字看護専門学校・姫路医療センター附属看護専門学校・明石医療センター看護専門学校

2.

宝塚市立看護専門学校・公益財団法人尼崎健康医療財団看護専門学校・神戸市医師会看護専門学校・姫路市医師会看護専門学校・西宮市医師会看護専門学校・兵庫県民間病院協会神戸看護専門学校・丹波市立看護専門学校・公立八鹿病院看護専門学校・相生市看護専門学校・播磨看護専門学校

3.

はくほう会医療専門学校明石校・西神看護専門学校・平成淡路看護専門学校

学費は、入学金が20~30万円、年額授業料が30~80万円です。この他に施設費(必要ない学校もあります)、実習費、教科書代、被服費がかかります。

ただし、看護専門学校と同系列の医療機関に入職して数年働くと、奨学金全額を返さなくてよいという制度があります。

私立大学

 

授業料が高く、入試の難易度に大きな差があります

下記に挙げましたグループですが、合格のしやすさの差は以下のとおりです。

1>>2>>>>>>>>3という感じです。

合格しやすい学校が良いのですが、最終的に看護師国家試験に合格しなくてはなりませんので、どこかでご自分に合った勉強方法を学ぶ経験と必用があります。

勉強の仕方を学ばずに入学してしまうと、留年したり、看護師国家試験に落ちたりする可能性が出てきます。

兵庫県には以下のような看護学部を持つ私立大学があります。難度順に1.2.3.としました。

1.

兵庫医療大学看護学部・甲南女子大学看護学科・武庫川女子大学看護学部 

2.

神戸女子大学看護学部・園田学園大学人間健康学部人間看護学科・神戸常盤大学保険学部看護学科・関西福祉大学看護学部・関西国際大学看護学部・兵庫大学看護学部 

3.

関西看護医療大学看護学部・姫路大学看護学部・姫路獨協大学

私立大学は年額授業料が200万円程度かかります。

授業料だけで4年間で800万円程度かかります。

大学卒と専門学校卒の月額給与の差は1万円もないのでコストパフォーマンスが悪いことは否めません。

国公立大学

兵庫県には神戸大学、兵庫県立大学、神戸市看護大学に看護学部があります。

大学入学共通テストで、神戸大医学部看護学は73%、兵庫県立大学看護学部68%、神戸市看護大学66%の得点率がボーダーラインとなります。

それぞれの学費は入学金は約30万円(神戸市看護大は県内在住者)、年額授業料は約50万円です。

この他にも教科書代、衣服代などの費用がかかります。

兵庫県立大学看護学部は!兵庫県民であれば、無料です!

兵庫県立大は言うまでもなく、国公立大のコストパフォーマンスはとても良いです。

しかし、5科目の受験勉強に取り組む必要があります。

英語(リスニング含む)・数学・国語(古文・漢文含む)・理科(4単位)・社会と5教科の勉強を同時に進めなければならないというのが難点です。

2.選び方

(1)通いたい学校がある場合

例えば尊敬している看護師の方の出身校や、自宅の近くにある看護専門学校、もしくはオープンキャンパスに参加したときにとても良い印象を受けた学校などがありましたら、ぜひそこを志望校にいたしましょう。

(2)合格のしやすさから学校を選ぶ場合

取り組みやすい科目に絞る

必要な勉強量
たとえば、生物基礎国語の勉強量をとしますと、英語数学の勉強量はほどになります。


つまり、受験科目が英語・数学・国語の3科目の場合、勉強量はとなります。

一方、受験科目が国語・生物基礎の2科目の場合、勉強量はとなります。

英語・数学・国語を時間勉強する場合、英語3時間、数学3時間、国語1時間という配分になります。

国語・生物基礎時間勉強する場合、国語2時間、生物基礎5時間を費やすことができます。 

勉強時間がなかなか確保できない場合は、科目を絞るという方法も有効です。

受験科目から苦手科目をはずす

中学・高校において苦手だった科目、もしくは嫌いだった科目があった場合は、その科目を受験科目から外してしまうという方法もあります。

その科目を学ぶには嫌悪感や苦痛を伴ったりしますので、モチベーションが維持しにくいからです。

このことを脳の働きから見てみますと、クルミ大の扁桃体という小さな脳の一部(嫌いを判断します)が「これは嫌なことなんでにげろ!」を発令します。

すると、脳は全力でその科目から逃げようとします。

その結果、最初に記憶をためておく海馬が活性化されず、記憶情報が長期記憶になる側頭葉に回りにくくなります。

記憶はわくわく感のある時に最大となります。

たとえば、あなたの趣味に関する本を購入されたとします。

関心のあることですので分厚い本でもワクワクしながら一気に読んでしまうでしょう。

そして、読み終えた本を閉じた後、その本の内容を8~9割は覚えておられるはずなのです。

一回しか読んでいないのにです。

「好き」という感情は理解や記憶を促進させます。

逆に「嫌い」という感情はそこから逃げろという命令につながります。

数学が苦手である場合、200pもない数学のテキストを何度読んでもなかなか頭に入ってきません。

苦手な科目を受験科目に選ぶと、多くの時間をかけて勉強しても人並みレベルになるだけなので、受験を勝ち抜くことは難しいでしょう。

好きな科目に時間を投じると、実力が一気について、合格レベルまで到達できるでしょう。

3.受験勉強について

1.進学先による受験勉強について

(1)専門学校

学校、または受験形式(推薦入試・社会入試・一般入試)によって入試問題は、各科目とも基本的な問題が出題されます。


したがいまして、難しい問題は捨てて頂いて結構です。

その代わり、基本的な問題を決して失点しないような勉強方法が求められます。

また、学校により、出題される問題の傾向にかなり偏りがあります。

また、はくほう会医療専門学校明石校では、血液凝固や肝臓の働きが毎年のように出題されます。

血液凝固については、「血小板から血液凝固因子が放出され、カルシウムイオンと作用して、プロトロンビンをトロンビンに変える」という過程から出題されます。


したがいまして、受験勉強を始める時に、過去問集を入手して志望校の入試の内容を確かめておく必要があります。

(2)私立大学

大学によって、入試科目に大きな差があります。

最も負担の少ない所は、推薦入試・社会人入試で小論文・面接のみで受験できるところもありますし、国語のみで受験できるところもあります。

また、英語・数学IAIIB、国語(古文含む)の3科目型や共通試験利用入試もあります。

次に、出題傾向に偏りがあります。

たとえば、甲南女子大学看護リハビリテーション学部などは、古文文法が多く出題されていますので、対策をしっかりとする必要があることがわかります。

したがいまして、専門学校同様、受験勉強を始める時に、過去問集を入手して志望校の入試の内容を確かめておく必要があります。

まず、過去問を分析して、どのような範囲を勉強していけばよいかを知りましょう。

(3)国公立大学

受験科目が、英語・国語(古文+漢文)・数IAIIBまたは数IA・社会(地歴・公民)・理科(物・化・生・地)

※社会・理科から3科目などとても多くなります。

看護学部の入試は基本的に5教科6~7科目となります。

また、個別学力試験(2次試験)英語・数学数IAIIB・理科(物・化・生)または小論文が課されます。

勉強時間の配分が偏らないように、計画的に勉強することが必要となります。

2.勉強の仕方 

(1)とにかくくり返す

皆さんがご自分の住所やお電話番号をすらすらとのべることができるようになったのと同様に、何度も何度もくりかえすことにより、いつでも再現できる知識になっていきます。

復習こそ勉強の肝といえます。

学習している単元の例題を何も見ずに自力で解ききることができるまで何度も解き直せばよいのです。

お肉屋さんで「ミンチ200グラムください」と頼むと、店員さんが手でミンチ肉をつかんで計りに乗せるとピッタリ200グラムというのと同じです。

これは能力ではなく、何度も繰り返したことによる「慣れ」です。

まさに勉強は「慣れ」です。覚えたことを忘れてしまうのはあたりまえですので、思い出すことに慣れるまで繰り返してみましょう。必ず記憶が定着いたします。

(2)ハードルを下げる

「1日に50ページ読んで理解しよう」とか「1日に英単語を100語覚えよう」というふうにハードルを上げると、初日からハードルを越えられず、やる気を無くして頓挫しがちです。

受験勉強を始めた当初は越えられそうなハードルを設定いたしましょう。

継続することがとても大事です。

よく聞く話に、「今日から腹筋運動を1回以上しよう」と設定すると、毎日ハードルを越えられるので腹筋運動が習慣になるというのがあります。

しかも、1回で終えることはほとんどなく、続ければ続けるほど腹筋運動の回数は多くなるというものです。

一般的に「行動習慣」(勉強を含みます)は1ヶ月で習慣化できるとされています。

(3)自分を褒めて(自己肯定する)、ご褒美(インセンティブ)を用意する

1日の予定を消化できたら「すごい!やっぱりできた!やればできる子!」とご自分を褒めちぎってください。

そして、「これが1週間続いたら」「第1章を終えたら」などのような節目に、「○○を食べよう!」「○○を買おう!」などのごようびを用意しておきましょう。

脳は結構単純なので、努力の辛さのあとに美味しいものを食べたり欲しい物をもらうと、辛いのか嬉しいのかが判断できなくなります。

「あれ?ちょっと辛かったけどおいしいぞ?欲しい物を買えてうれしいぞ?いいことかも?」と錯覚します。

3.英語の勉強の仕方

英語の学習には3つのカテゴリーがあります。

1.英単語 2.英文法 3.英語長文 です。

(1)英単語

通常の英単語集で1200語程度覚えれば十分だと思います。覚えやすいのは英単語カードを利用する方法です。

システム英単語や英単語ターゲットなどは、単語カードが市販されているのでそれを利用されると良いと思います。

ご自分で作成することもできますが、お薦めいたしません。

相当な時間がかかるからです。

1単語カードを作るのに1分かかるとすると1200語をつくるのに1200分かかります。

20時間も単語カード作りに消費するのはもったいないですものね。

(2)英文法

英文法の総合問題集であるネクステージやスクランブルを使って、ひたすら答えを暗記するという勉強は辛い割には有効ではありません。

Aさん「この(  )にはどんな前置詞が入ると思う?」Bさん「toじゃない」Aさん「なぜ?」Bさん「答えがtoってなってたから」という覚え方だと、全く同じ問題が出題されたときしか解けないということになってしまいます。

問題集と全く同じ問題が入試に出題されるということは期待できません。

苦労して何百題も暗記して、熟語の問題だけしか解けないというのは悲しすぎます。

例えば不定詞を勉強する時に、不定詞をたくさん枝分かれした一本の木だと考えます。

まず最初は枝が2つに別れます。「to不定詞」の枝と「原形不定詞(toのない不定詞)」の枝です。

「to不定詞」の枝は、さらに「名詞的用法」、「形容詞的用法」、「副詞的用法」に枝分かれします。

「名詞的用法」の枝には「形式主語」や「形式目的語」などの葉っぱがついています。

「原形不定詞」の枝は「使役動詞(have, make, let)」、「知覚動詞(see, look at, watch, hear, listen to, notice, observe, feel, …など)」に枝分かれします。

getと使役動詞は同じように第5文型を利用できますが、getは使役動詞ではないので、S 使役動詞 O 原形不定詞ではなく、S get O to不定詞という形になります。

似たような用法に、S have/get O 過去分詞で「SはOを過去分詞される」「SはOを過去分詞してもらう」・・・と樹形図のように理解し覚えていきます。

そうすると出題された問題がどの枝の知識を聞いているのかがわかるので、少ない知識で多くの問題に対応できます。

(3)英語長文

英単語、英文法が一通り勉強できましたら英語長文に取り掛かりましょう。

教材はなんでも構いませんが、例えば「速読英単語」などが良いと思います。

英語長文が苦手な方は「速読英単語中学版」、苦手でなないけど得意でもない方は「速読英単語入門編、英語長文が好きな方は「速読英単語必修編」を購入されると良いでしょう。

別に古い版でも構いませんのでメルカリ等で安く手に入れられると良いと思います。

最初は英文をコピーして、英単語の下にS(主語)V(動詞)O(目的語)C(補語)を割り振ってゆきます。

分かりにくければ「英文の要素 SVOC」などと検索していただければさまざまなサイトがヒットします。

日本語は「キャシーは昨日友達と美味しいラーメンを食べに行きました」という文章を「美味しいラーメンを食べに行きました。

友達と昨日キャシーは」と表現しても意味が通じます。

これは「がのおにへとからよりでや」という格助詞があるので、私(は)とあると「ああ、これが主語なんだ」と分かるからなのです。

しかし、英語は格助詞がありませんので、単語の位置で「私は」なのか「私を」なのかが決まります。

Kathy went to eat delicious ramen with my friends yesterday.の場合、先頭にKathyがあるので、「キャシーが」と理解するわけです。

なので、英単語の位置はとっても大事な要素なのです。

SVOCが理解できると訳し方も理解できます。2回目以降は速読英単語の英文を読んで(SVOCは割り振らないで)いきます。

意味がわからない時はすぐ和訳を見てください。

これを何度も何度も繰り返します。

2回目以降はお話の内容を知っているので英文を読む速度が上がります。

最終的には戻り読み(英文を後ろから読んでいく)をせずに前から読んで意味が理解できるようになります。

正直申しますとそこまでの速読能力は必要ではありません。

4.数学IAの勉強の仕方

数学は各単元の概念の理解(絶対値というのはこういうものなど)が必要です。

そのためには基本的な例題を何度も解いてみましょう。

「解ける」というのも段階がありまして、「解説を見ながら解ける」<「ちょこちょこ解き方を見ながら解ける」<「時間がとてもかかるけど自力で解ける」<「ちょっと思い出す時間があれば解ける」<「秒で解ける」という感じです。[秒で解ける」を目指しましょう。

同じ例題を何度も解きますので段々と解く時間が早くなってきます。

「秒で解ける」ようになりましたら、新たな問題(特に過去問)にチャレンジしてまいりましょう。

数学はパターン化しやすいので、苦手な問題は何度も解いて、解く手順の流れをノートにメモしましょう。

絶対値は|○○○|+|○○○|の場合3つに場合分けする、2次関数の問題は頂点を求めてXの定義域によって場合分けるなどです。解答までの流れをノートに書いておきましょう。

きっと数学が得意になるでしょう。

5.国語の勉強の仕方

(1)択一問題(選択問題)を消去法で解く

大学入学共通テストや旧センター試験の問題を利用し、間違っている肢の間違えている部分に小指の長さほどの傍線を引いてください。

すべての問題を解き終わりましたら解説を読んでください。

解説には、この肢は「ここが本文と異なる」と書いてあります。

ご自分で引かれた傍線と解説で指摘されている異なる点とが一致していれば、「正解」としてください。

なぜ消去法を推奨するのかと申しますと、解くのが楽だからです。

国語は他の科目と比べると最も思考力を必要とします。

単純な暗記やパターン化では解けません。

正解を選びにいきますと、「確かに筆者の主張している趣旨に合致するけれども、問題文のどこにも書いていない」というグレーゾーンが存在します。

これを正解と見破るには相当な読解力が必要となります。

ところが間違っている部分というのは誰が見ても「これは絶対違うよね」というほど間違っています。

かがやくほど間違っているのです。間違いを探すほうがとても楽なのです。

国語の苦手な方は、一度問題文を通読されて、その記憶をもとに問題を選択されることが多いと思います。

通常3行目の文章に傍線が引いてあり、その部分が設問となっていた場合にその解答が100行目にあることはめったにありません。

しかし、問題文の1行目に書いてあったことなのか100行目に書いてあったことなのかという事は記憶できません。

書いてあったか否かしか判断できません。

ですので、正解を判断するには「本当に書いてあるのかどうか」を読み返す事が必要になります。

何度も何度も本文を読み返すことになります。

国語の問題を解く際にはパラパラパラパラと、とっても忙しくなります。

(2)国語は本文に書いてあることを探すだけ

前述いたしました択一問題でも、各肢が本文の記述にあるかどうかと探すことが正解にいたる道でした。

抜き出し問題にしても、記述問題にしても、解答はすべて本文中にあります。

国語の答えはご自分で考えるものではありません。

書いてあることから拾ってくるものです。

「・・・について、どういうことなのか書きなさい」と問われても、問題文中の言葉を9割引用して、文末のみご自分の言葉で締めくくればよいほどです。

6.生物基礎の勉強の仕方

生物基礎はとても興味深い科目です。

あなたが看護学生になった時に学ばれる「解剖生理学」のダイジェスト版のような科目です。

4部構成となっています。

第1部は「生物の特徴」では、細胞について学びます。

細胞内の葉緑体でATP(アデノシン三リン酸)が生成され、有機物を介してミトコンドリアでATPを取り出す仕組みなどを学びます。

第2部「遺伝子とその働き」ではDNAについて学びます。

DNA→mRNA→アミノ酸→タンパク質というセントラルドグマの流れについて学びます。

第3部「生物の体内環境の維持」では体内環境について学びます。

最も重要な部分です。

体液、肝臓、腎臓、自律神経やホルモン、免疫について学びます。

第4部「生物の多様性と生態系」では主にバイオームについて学びます。

生物基礎は起点と終点をストーリー化して理解して覚えると良いと思います。

例えば「免疫」について述べますと、以下のとおりです。

まず、「異物」(多くはウイルス)が侵入→マクロファージ・好中球・樹状細胞が食べる(食作用)→樹状細胞(マクロファージも)がヘルパーT細胞に抗原提示する(異物のタンパク質の特徴を見せる)→キラーT細胞・B細胞を活性化→B細胞は抗体産生細胞に→キラーT細胞は異物が潜り込んだ細胞ごと破壊・抗体産生細胞は血中に抗体を放出し、異物を絡め取る→それをマクロファージ等が食べる。 

という感じです。

ホルモンであれば、間脳の視床下部が[甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン]を分泌→脳下垂体前葉が[甲状腺刺激ホルモン]を分泌→甲状腺が[チロキシン]を分泌→代謝を促進させる→チロキシンの量を間脳の視床下部で感知(フィードバック) というように、どこから始まってどこがゴールなのかという流れをイメージすると良いと思います。

7.「まちがいノート」を作りましょう

 

「間違いノート」とは、間違えた問題や解けなかった問題を書きとめたり貼ったりしておくノートです。

もちろん問題以外に、理解しにくい箇所をまとめておいても結構です。

ノートはできればルーズリーフが望ましいです。

何度も解き直して完全に定着したときはバインダーから外して捨てることができるからです。

バインダーは科目別にご用意いただくか、パーテーションで分けるようにしてください。

間違えた問題や解けなかった問題の問題自体をノートの右側(1ページ目)に写すか貼ってください。

その裏側(2ページ目)に解き方や解説を書いてください。

理解しにくい部分は、たとえば「英語:仮定法の語順について説明してください」「生物基礎:血液凝固について説明してください」というふうに「・・・について説明してください」とノートの右側に書き、裏面に説明を書いてください。

ノートの裏面の解答や解説が長くなるので、右側はスカスカになりますがそれで結構です。

この作業を繰り返していきますと、各教科の苦手な部分が一目瞭然でわかりますし、復習がしやすくなります。

頻繁に復習してみてください。

問題の解き方や説明が瞬時に浮かんでくるようになったら☓をつけます。

1ページ全部に☓がついたならばバインダーからはずじて捨ててください。

「忘れてしまうかもしれないない・・・」と心配な場合は、バインダーから外して保管しておくとよいでしょう。

この方法を用いると、弱点が残ったままになりませんので、受験勉強にはとても有効です。ぜひお試しください。

4.学費について

1.進学先による学費について

以下に示しました3年間の学費の他、交通費、被服費、実習費など数十万円がかかります。

(1)専門学校の学費

200万円台~300万円台ぐらいです。

例えば、

はくほう会医療専門学校明石校は、約250万円+その他

明石医療センター附属看護専門学校は、約210万円+その他

西神看護専門学校は、約272万円+その他などとなっております。

(2)私立大学の学費

例えば、

甲南女子大学看護リハビリテーション学部は、約700万円+その他

武庫川女子大看護学部は、約710万円+その他

兵庫大学看護学部は、約670万円+その他

(3)国公立大学の学費

例えば、

神戸大学医学部保健学科は、約243万円+その他

兵庫県立大学看護学部は、約243万円+その他

入学金・授業料・その他を合計しますと、国公立大学300万円弱、私立大学で約800万円、看護専門学校で200~250万円ほどかかることとなります。

正規社員の平均年額給与が503万円で、社会保険等を引いた手取りは393万円と言われておりますので、学費はかなり高額です。

しかも入学金・教材費・被服費は一括払いで、授業料は2回に分けての支払いが通常なので手元に現金が必要です。

1.奨学金を得る

(1)進学先の奨学金を利用する

専門学校

ほとんどの看護専門学校は、自前の奨学金制度を用意しています。

この奨学金制度の素晴らしいところは、卒業した看護専門学校関連の医療機関に入職すると、支給された奨学金を返済しなくてよいという制度になっているところです。

平均して月額6万円程度の額になりますので、年間72万円、3年間で216万円を支給してもらい、返済しなくてよいのです。

しかも、ほぼ全員の希望者に支給されます。 

看護専門学校の母体である病院が遠方にある場合などは、その病院を勤務病院と指定されると通勤時間が相当かかり負担になります。

看護専門学校を有していない病院でも奨学金を支給している所が多くあり余す。

お近くにある大きめの病院にお問い合わせくださいませ。

ほとんどの病院が奨学金を支給しております。

たとえば、明石市にあります「大西脳神経外科病院」は、支給額は月額8万円です。

お近くの病院から奨学金を支給してもらい、看護師になられた後はその病院にお勤めするという方法もあります。

※ 明石医療センター付属看護専門学校のみ、月額3万円の奨学金は全額返済となっております。

大学

大学は特待生制度があります。

授業料全額免除や半額免除という制度です。

ただし、その枠が非常にせまく、成績上位者数人程度のところが多いです。

兵庫大学のように、入試の受験の仕方によって入学金が免除になるような大学もあります。

(2)独立行政法人日本学生支援機構から奨学金を得る

日本学生支援機構の奨学金は、経済的理由で修学が困難な優れた学生に学資の貸与を行い、また、経済・社会情勢等を踏まえ、学生等が安心して学べるよう、『貸与』または『給付』する制度です。

給付型奨学金

社会的養護を必要とする人(児童養護施設に入所していた人等)、住民税非課税世帯又は生活保護世帯の人を対象とする、返済が免除される奨学金です。

十分に満足できる高い学習成績が求められます。

大学(学部)、短期大学、専修学校(専門課程)に進学した人、及び高等専門学校3年生から4年生に進級した人が対象です。

貸与型と異なり大学院で学ぶ人は対象外です。

※申し込み方法は予約採用のみとなっています。

貸与型奨学金

・第一種奨学金(無利子)

特に優れた学生で、経済的理由により、著しく修学が困難な人に貸与します。大学、短大、専修学校及び大学院で学ぶ人を対象とした奨学金です。

・第二種奨学金(有利子)

在学中は無利息、卒業後は年3%を上限とする利息付きです。

第一種よりもゆるやかな基準によって選考されます。

大学、短大、専修学校及び大学院で学ぶ人を対象とした奨学金です。

入学時特別増額

第一種奨学金(無利息)または第二種奨学金(利息付)に加えて、入学した月の分の奨学金の月額に一時金として増額して貸与する利息付の奨学金で、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」に申し込んだけれども利用できなかった世帯の学生・生徒を対象とする制度です。

申し込み

日本学生支援機構の奨学生募集は学校で行います。

募集形態は、予約採用、在学採用、緊急採用・応急採用の3通りがあります。

その中でも予約採用は志望校が未定でも申請できます。

募集時期

在学採用は毎年春。

緊急採用・応急採用は年間を通じて随時。

予約採用は、現在通っている学校に確認してみてください。

支給方法

奨学生に採用された月から、学校を卒業するまで原則として毎月1回、金融機関の本人口座に振り込まれます。

・第一種奨学金の場合

学種別・通学形態別等で定められていますが3万円を選択することができます。

・第二種奨学金の場合

3万円・5万円・8万円・10万円・12万円のいずれかから選択することができます。

採用された年度の4月にさかのぼって借りることができます。

日本政策金融公庫ですと、固定金利1%ちょっとで350万円まで借り入れできます。受験前に借り入れができます。

3.専門実践教育訓練給付金

(1)専門実践訓練給付金とは

 専門実践教育訓練給付金とは、業務独占資格、名称独占資格の取得を目標とする講座、専門学校の職業実践専門過程、専門職大学院などの中長期的なキャリア形成を支援する厚生労働大臣指定の講座を受けた場合に支給される給付金です。

(2)専門実践訓練給付金の支給要件

専門実践訓練給付金の支給対象は、次の1または2に該当し、厚生労働大臣が指定する専門実践教育訓練講座を修了する見込みで受講している方です。

1 雇用保険の被保険者「在職者」

・専門実践教育訓練の受講開始日に雇用保険の被保険者である方のうち、

・初めて専門実践訓練給付金を受給する方は通算2年以上被保険者であること。

・再度専門実践訓練給付金を受給する方は通算3年以上被保険者であること。

 2 雇用保険の被保険者であった方「離職者」

・受講開始日に被保険者でない方のうち、離職日の翌日以降、受講開始日までが1年以内(注1)であり、

・初めて教育訓練給付金を受給する方は通算2年以上被保険者であること。

・再度教育訓練給付金を受給する方は通算3年以上被保険者であること。

(注1)

妊娠、出産、育児、疾病、負傷などで教育訓練給付の適用対象期間が延長された場合は最大20年以内。

 ※ 厚生労働大臣が指定する講座

   こちらから検索くださいませ。

 ※ 指定期間は3年単位で見直されます。問題なければ再指定されます。

 ※ 専門実践訓練給付金の詳細につきましては、こちらをご覧くださいませ。

5.塾や予備校に通うべきか?どのようなところに通うべきか?

1.自学自習か塾や予備校に通うべきか?

国語+面接が受験科目の場合、自学自習で合格できる可能性は高くなります。

国語の場合、単元毎の概念の理解(例えば、数学の三角比の概念や、英語の関係詞の概念など)というのが必要ありませんので、比較的取り組みやすいです。

英語・数学が受験科目になると塾や予備校に通った方が楽であると思います。

参考書を読むのと人から教わるのでは、人から教わる方が理解が早いからです。

また、受験科目が英語・数学・国語となった場合、年間の学習予定を立てる時に、どの教材をいつまでにどのレベルまでやるべきかがつかみにくいということもあります。

例えば、あるロールプレイングゲームを攻略するのに、自分一人でチャレンジするのと、そのゲームを100回クリアした人のアドバイスを受けながらチャレンジするのとでは、どちらが楽にクリアできるでしょうか?

言うまでもなく、ベテランの人のアドバイスを受けた方が早く、楽にクリアできるはずです。

これと同じことが受験にも言えます。

2.どのような塾や予備校に通うべきか?

塾・予備校・個別指導・ネット動画などいろいろな形態があります。

形態の特徴、長所短所につきましてはこちらをご覧下さいませ。

相談をしたときに

あなたが、説明を聞きに塾や予備校に行かれた時に、あなたの状況を詳しく聞いてくれて、それに応じた志望校を選んでくれたり、アドバイスをくれる所が好ましいです。

進学先のことについて、知識があまりない場合や、一般的な話ばかりに終止する場合はイマイチです。

なによりも、あなたの直感で、「ここは親切だな」と感じられる所はきっと良いところです。

手間ひまかけてサポートしてくれると思います。

費用について

お電話や、対面で費用についてあなたが質問された時に、説明が分かりにくい所は保留にしたほうが良いでしょう。

費用についての書面が用意してあれば安心です。

講師について

契約をする前に、授業を見せてもらえる所が望ましいです。

見学可能な場合

怖い印象のある講師はイマイチです。

わかりやすく丁寧に説明するのが苦手な人が多いからです。

「これは基礎的なことなのですぐわかるでしょう。」的な説明で押し切って来られた可能性があります。

また、個別指導塾に多いのですが、見るからに大学生が講師をしている所もイマイチです。

良い大学生もいますが、授業の準備もせずに適当に教えている大学生もおります。

見学できない場合

授業見学をさせてくれない所はやめておいた方がよいでしょう。

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