日本は、JICA(国際協力機構)が主導する「アフリカ・ホームタウン計画」を発表しました。
この計画は、アフリカからの人材を積極的に日本に受け入れるというものです。
日本国内では少子高齢化が進み、労働力不足が深刻な課題となっており、この計画は日本の未来を考える上で重要な一歩となるでしょう。

アフリカ・ホームタウン計画とは?
JICAが提案するこの計画は、アフリカの国々と日本の地方都市が連携し、アフリカの人々が日本で安心して働き、生活できる環境を整えることを目指しています。
日本の優れた技術や社会システムをアフリカに伝えつつ、アフリカの人材を日本の労働力として活用することで、双方の発展に繋げることが期待されています。
しかし、この計画に対しては慎重な意見も出ています。
特に、大規模な移民受け入れの経験を持つ国々の現状を踏まえると、いくつかの懸念点が浮かび上がります。
移民問題の現実:イギリス・スウェーデンと中国の教訓
最近、あるイギリスの放送で、識者たちが日本の計画に対して警鐘を鳴らしていました。彼らの意見は、私たちに多くのことを教えてくれます。
イギリス・スウェーデンの失敗
当初、イギリスは年間5万人程度の移民受け入れには問題を感じていませんでした。
しかし、現在では年間100万人もの移民が流入するようになり、社会は大きな変化に直面しています。
放送では、移民流入前のロンドンが、落ち着いた雰囲気で人々が公園でくつろぐ美しい街だったのに対し、現在のロンドンはゴミが散乱し、混乱した街の様子が映し出されていました。
移民の受け入れは、ブレグジット(EU離脱)の大きな要因の一つとなったと言われています。
最近では不法入国者はアフリカのルワンダに移送するという取り決めをルワンダと結びました。

スウェーデンでは、現在、移民ギャングが麻薬を巡る抗争を繰り返しています。
銃撃戦が繰り返され手榴弾や爆弾を使用した大規模な抗争になっています。
きっかけは流入した移民一世の多くがスウェーデン語が話せず、職にありつけなかったために、裏社会の仕事に就く者が多かったようです。
そして、二世も学校に行く者が少なく、その子達はギャングになっていって組織が大きくなっていき、巨大な麻薬シンジケートを形成するようになりました。
規模があまりにも大きくなり、国家的危機に至っています。

中国の対立
中国の広州市でも、多くのアフリカ系移民が暮らしています。
しかし、中国人住民とアフリカ系移民の間で対立が深まり、大規模なデモに発展した過去があります。
これを受けて、中国政府による締め付けが厳しくなっています。

日本が直面する可能性のある課題
これらの他国の事例から、日本が今後、移民問題で直面する可能性のある課題が見えてきます。
文化・治安の問題
日本とアフリカでは、文化や習慣が大きく異なります。
たとえば、ナイジェリアに住んでいた細川バレンタイン氏によると、現地では窃盗犯を住民が自ら処刑するような、非常に厳しい状況もあるそうです。
このような治安状況や文化の違いを理解し、お互いが共存できるような社会を築くことは容易ではありません。
多文化共生への課題
移民を大量に受け入れることは、多文化共生という難しい課題に直面することになります。
異なる文化背景を持つ人々が共存するためには、相互理解と尊重が不可欠です。
しかし、これがうまくいかないと、コミュニティ間の分断や対立に繋がりかねません。
結論:安易な移民受け入れは危険
労働力不足を解消するために移民を受け入れることは、一つの有効な手段です。
しかし、イギリスや中国の事例が示すように、安易に大規模な移民を受け入れると、社会に大きな混乱をもたらす可能性があります。
日本が今後、アフリカからの人材を受け入れるにあたっては、その目的と課題を明確にし、社会全体の合意を得ることが不可欠です。
文化の違いを尊重し、治安を維持しつつ、日本の社会にうまく溶け込めるような、きめ細やかな計画と対策が求められます。
この計画が、日本の未来にとって本当に最善の選択肢なのか、私たち一人ひとりが真剣に考えるべき時が来ているのではないでしょうか。
先日、ブログでも述べました通り、https://tinyurl.com/28d77j3e
日本の文化や価値観は世界的に見ても大変特異なものであり、他国では見られないものであると思います。
他人を信用し、嘘をついたり、だましたり、盗むことを禁忌としていて、相手に対して自発的に親切に接するというような価値観を幼少の頃から育んで育ってきた国民であるがゆえに、かろうじて成り立っているのが日本の文化だと思います。
それだけに、嘘をついたり、だましたり、盗んだりする人がある程度増えてくると瓦解すると思うのです。
僕はジジイなので日本が瓦解するまでに天国か地獄に到着してるのではないかと思います。
あなたは、いかがお考えでしょうか?

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