
「看護職」とは、保健師、助産師、看護師、准看護師のこと。
保健・医療・福祉の幅広い分野で人々に寄り添い、健康を守っています。
保健師、助産師、看護師として働くためには国家試験を、准看護師は都道府県の試験を受けて合格し、免許を得ることが必要です。
さまざまな場面で働く看護職の数は、約173万人。超高齢社会を迎える中で、看護の力はますます必要とされています。
働く看護職の詳しいデータや、看護学生の養成状況などは「看護統計資料」をご覧ください。
さまざまな看護の現場を、5分の動画と文章で紹介するサイト「キラリ! 看護のシゴト」。
病院はもちろん、訪問看護ステーションや介護・福祉関係施設、企業で働く看護職の活躍をご覧ください。
看護師
24時間いのちをまもり支える専門職
看護師の仕事は、傷病者やじょく婦(産後間もない女性)の療養上の世話をしたり、診療の補助を行うこと。
“人”をみるという看護師独自の視点で、対象となる人を身体や精神、社会、文化などさまざまな側面から捉え、情報を総合的にアセスメントし、必要な看護を的確に判断します。
病院や診療所などの医療機関のほかに、訪問看護ステーションや介護・福祉関係施設、企業、学校など、人々の生命と生活を支える専門職として、看護師が活躍する場はどんどん広がっています。
今後もさらに超少子高齢化が進むため、これからの医療を支えるためには看護師が多様な場でさらに役割を発揮することが期待されています。
保健師
住み慣れた地域で健康に暮らし続けられる支援を
保健師の仕事は、人々が健康な生活を送れるように保健活動を行うこと。
保健所・保健センターなどの公的機関で働く保健師が多く、子どもから高齢者まで健康に暮らせる地域づくりに向けて活動しています。
乳幼児の健診や健康相談、生活習慣病予防、精神保健分野の支援、家庭訪問などによる個別の健康問題の解決に向けた支援も行っています。
また、健康データなどを活用して地域の健康課題を抽出し、対応策を検討するなど、自治体の健康政策にも専門家として関わります。
企業では、働く人たちのメンタルヘルス対策や健康相談、健診結果に基づく保健指導、環境調整も行います。
助産師
出産だけでなく、産後のケアや性と健康に関する相談も
助産師は、妊産婦への保健指導や出産の介助、産後の母子のケアを担っています。
ほかにも、育児指導や、不妊治療を行っている夫婦の相談、思春期・更年期の性と健康に関する相談など、女性の生涯を通じた性と生殖における健康に携わり支援します。
病院・診療所・保健センターや子ども家庭センターに勤務する以外に、自分で助産所を開業することもできます。
2012年に「助産実践能力習熟段階:CLoCMiP®」公表され、2015年からはCLoCMiP®レベルⅢ認証制度が始まりました。
認証された助産師は「アドバンス助産師」と呼ばれます。

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