先日、卒業生の看護学生の方とお話する機会がありました。仮にその方をAさんと表記します。Aさんのお母様も現役の看護師さんです。
Aさんから、忘れられない出来事について伺いました。

ある日、ご両親とAさん、妹さんの四人で母方の実家へドライブに出かけたそうです。その道中、交通事故直後の現場に遭遇しました。
すると、お母様は迷うことなくサッと車を降り、すぐに止血を始めたそうです。
車の中にいた子供たちにもはっきりと聞こえる大きな声で、
「動かないで!じっとしてないと死にますよ!」
というお母様の声が聞こえてきたとのことでした。
やがて救急車が到着し、お母様は車に戻られました。
Aさんはその時の様子をこう語ってくれました。
「ママがすんごい血まみれで戻ってきて、『結構出血しとったけど大丈夫やろ、出発しよ』って普通に言うんですよ。」

本当に頼もしいと思いました。Aさんがお母様を尊敬し、同じ看護の道を選んだのも頷けます。
当校の受講生の方々の中にも、お母様が看護師という方が多くいらっしゃいます。面接練習で「あなたが尊敬する人物は誰ですか?」と質問すると、「母です」という答えが非常に多いです。
看護師は憧れの職業?
野村證券の過去の調査によると、女の子の親が子どもに就かせたい職業として、2018年、2008年、1998年のどの年においても「看護師」が選ばれています。
ちなみに、男の子の親が就かせたい職業は、同じく2018年、2008年、1998年すべて「公務員」でした。
小学生のなりたい職業ランキング
小学1年生の女の子のなりたい職業は以下の通りです。
- 2018年:1位 ケーキ屋・パン屋、2位 芸能人・歌手・モデル、3位 看護師
- 2008年:1位 ケーキ屋・パン屋、2位 花屋、3位 芸能人・歌手・モデル、4位 看護師
- 1998年:1位 ケーキ屋・パン屋、2位 花屋、3位 看護師
ちなみに小学一年生の男の子のなりたい職業は、2018年、2008年、1998年すべて「スポーツ選手」でした。
そうは言っても、一番すごいのは「母親業」であるのは間違いないと思います。子育てに必要な肉体的、精神的な負担は計り知れません。我が身を振り返っても、母親には感謝しかありません。
シングルマザーの場合は、その苦労はさらに増すことでしょう。
政府が国民全員に一律給付金などを支給する前に、シングルマザーの世帯に、お子さんが成人するまで毎月10万円ずつ給付するのはどうでしょうか? 厚生労働省の調査によると、離婚後に養育費を受け取っている割合はわずか24.3%という現状があります。

今年の3月に鼻の手術で入院した際、看護師さんや看護師助手の方々に大変お世話になりました。その時、看護師助手の方々の献身的な働きぶりを見て、「間違いなく看護師になれる素質があるから、ぜひ受験してみませんか?」と声をかけたくなりました。
看護師助手の方がガーゼなどをくださるのですが、「ちょっと鼻の奥から出血があって」と話した途端、「あっ、看護師さんを呼んできますね!」とすぐに走って行かれるのを見て、看護師になればもっと多くのことができるようになり、仕事のやりがいも増すだろうなと感じたからです。
しかし、「職員に変なことを吹き込んでいる怪しい患者がいる」などと報告され、強制退院になるのは避けたいと思い、声をかけるのは思いとどまりました💦
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