事の流れ
齋藤知事のパワハラで当時の県民局長が自殺し、知事はパワハラもおねだりもひどかった。
マスコミがそれらの疑惑を一斉に報道する。
ひろゆき氏や高橋洋一氏が、「なんかおかしい。パワハラの証拠が全く出てこない」と騒ぎ出す。
百条委員会の結論が出る前に県議会議員全員一致で知事の不信任決議案を可決。
知事は議会の解散でなく、自らの辞職を選択する。
辞職した齋藤元知事が、凝りもせずに県知事に立候補する。(周りがざわつく)
(自分も呆れました。パワハラで部下を死に追いやったやつがよく立候補できたもんだなと。)
立花孝志氏が立候補し、齋藤元知事は無罪であり、はめられただけと主張しだす。
さらに、元県民局長が自殺したのは知事のパワハラが原因ではなく、公用パソコン内の証拠について、百条委員会で証言せねばならなくなったためだと主張。
当時の副知事は、パソコンの全内容を明らかにすると明言。
立花氏は、その公用パソコン内には元県民局長が10年間の間に10人の県職員の女性と不倫をしていたデータがあり、県民局長はそれらが明らかにされるのを苦にしたのが自殺の原因だと主張。
人事権を握っていた元局長による、不同意性交罪の恐れもあると、その可能性を主張する。
しかし、全マスコミは一切報道しなかった。
斎藤元知事の街頭演説が、応援する県民によって黒山の人だかり状態になってくる。
マスコミは相変わらず、人を死に追いやったパワハラ知事として報道する。
兵庫県下29市のうちの22市の市長が、対立候補の稲村和美元尼崎市長を指示すると声明を出す。
異常事態である。
まさに、
マスコミ・県会議員全員・県下のほとんどの市長・政党組織の全て VS 齋藤元彦+兵庫県民
の戦いになったのである。
そして斎藤元彦が勝ったのである。
もはや市民革命といっていいだろう。
ヨーロッパが血を流して勝ち取ってきた市民の権利というのを実感できた瞬間でもあった。
市民の投票権というのが、やはり絶大な力を持っていることが証明されたのである。
オールドメディア側が、持てる影響力をすべて使っても、市民のパワーには勝てないという貴重な先例を作ったと言っていいだろう。
元県民局長の自殺は、齋藤元知事のせいだと言い続けた新聞やテレビはどう責任をとるつもりなのだろうか?
そして、全員一致で齋藤元知事を追い出した県議会議員全員は、どう責任を取るつもりなのだろうか?
22の市長は齋藤氏を忌避した理由をどのように弁明するのだろうか?
今回の齋藤氏とオールドメディアとの関係は4年前のトランプ vs バイデンの大統領選を想起させる。
リベラル側(バイデン氏側)のテレビ局は、トランプ氏の演説中に司会者が「これはフェイクだ」と叫び放送を中断した。
また、ツイッター(現X)でトランプ氏が意見を投稿していたが、突如アカウントがバンされた。
その時、イーロン・マスク氏が、「クソッ!!こんなSNSはもう使わない!」とツイッターで吐き捨てたのを記憶している。その後彼はツイッター社を買収した。
その後、ネット上では恐ろしいほどのフェイクニュースが溢れ、名だたる識者もそれらの情報に踊らされることとなった。
「不正改造された投票カウント機のデータがドイツのサーバーに送られており、CIAがドイツでサーバーを押収した」などという情報には多くの識者が反応してしまったのだった。
オールドメディア側は今回の敗北を受け、YoutubeやSNSへの強化を図って自分たちの情報支配を再構築しようとするだろう。
個人とオールドメディアという巨人が同じ場所で戦うことになるわけである。
そうすると、あのときのアメリカのように、YoutubeやSNSにフェイク情報が蔓延する可能性が高くなるだろう。
そのような状況下では、私達は一層気を引き締めて情報を摂取しなければならない。
そんな時代がまもなくやってくるのである。
詳しい経緯
2024年3月
西播磨県民局長が、齋藤知事のパワハラなどの疑惑を内部告発する文書を報道機関に送付
齋藤知事は県民局長を解任。告発内容は「事実無根」と否定。
同年4月
知事がおねだりした高級コーヒーメーカーを、告発後返却していたことが判明
同年5月
県は事実でないとする内部調査結果を発表。県民局長を定職3か月の懲戒処分に。
同年6月
議会が百条委員会の設置議案を可決。
齋藤知事は会見を開き、7つの疑惑について全て否定。
同年7月
百条委員会の証人尋問が予定されていた県民局長が自殺。
県職員労働組合が斎藤知事に辞職要求。知事は辞職を否定。
県議会で議員全員一致で齋藤知事の辞職を要求。
知事は議会の解散を選ばずに辞職を選択。
そして、兵庫県知事選挙が始まる。