netflixで「幸せの列車に乗せられた少年」を観ました。
第2次世界対戦直後の物語です。
イタリアの南部に暮らしていた少年が、一時的に北部の里親に引き取られ、一旦は故郷に戻るものの、再び北部で暮らすことになり、やがて立派なバイオリニストになりました。
南部の実の母親と北部の独り身の里親の、子にかける愛情の深さを描いた秀作です。
母性を映像で学びたい方はご覧くださいませ。
イタリアは、映画においては、
・ライフ・イズ・ビューティフル
・ニュー・シネマ・パラダイス
・自転車泥棒
・道
その他にも「海の上のピアニスト」とか「マレーナ」などなど、記憶に残る秀逸な作品が思い浮かぶのに、
文学においては「薔薇の名前」ぐらいしか思い浮かびません。
お前が読んでないだけ!
と言われると、たしかにそうなんですけどね💦
イタリア映画は、貧しさや、恵まれない状況の中で、登場人物たちが哀しい人間模様を繰り広げるといった味わい深い作品ばかりです。
「哀しい」という言葉がしっくりくる作品ばかりです。
人間の本質を描いた作品であるのに、押し付けがましくなく、自然に描かれている気がします。
ずいぶん昔、よしもとばななさんの小説「キッチン」がイタリアでベストセラーになったということがニュースになりました。
あらすじは大方忘れてしまいましたが、最後に主人公の女の子と男の子の夢がリンクするという不思議な小説でした。
あの世界を理解して評価するイタリア人って面白いなー。
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