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ウクライナとロシアの戦争について

どちらが善で、どちらが悪なのか

近時、ニュースで、ロシアの戦闘車両が爆破される映像が報道されております。
また、東部戦線での塹壕戦で、数メートル先のロシア兵にウクライナ兵が手榴弾を投げ込み殲滅するという映像も流れております。
この時、わたしたちの価値基準はどのように構成されているのでしょうか?
自らを省みてみると、
ウクライナ政府=善、ウクライナ兵士=善
プーチン大統領(ロシア事大主義)=悪、ロシア兵士=悪
という構図に仕上がっているようです。

このような価値基準の下では、
ウクライナ兵の死を見ると悲しみが襲って来るし、
ロシア兵の死を見るとざまあみろという思いが湧き、ほくそ笑んでしまいます。

ただ、客観的に見ると、
ウクライナ兵も、ロシア兵も上官に命令されて戦地に赴いているという点には変わりはありません。
また、命令を拒み難いという立場も変わりません。
そして、死にたくないという思いも共通であるでしょう。
なによりも、心配してくれる親がいて、帰還を待ち焦がれている妻や子供、恋人がいるでしょうし

ウクライナ兵とロシア兵になんの違いがあるのでしょうか?
違いはなかなか見いだせません。

なのに、ウクライナ兵は英雄に見え、ロシア兵は虫けらに見える。


その価値基準は間違っていることは明白です。
両者とも全く同質な存在だからであります。
 ※ ワグネルの犯罪者兵については、今回は考慮外とさせていただきます。

つまり、憎むべきは指導者とその取り巻き、および体制でありましょう。

③については全く差異はありませんので、両者とも不幸であると行って良いでしょう。

それ故に、部分動員されたロシアの新兵が哀れに思われてなりません。

ブチャでウクライナの民間人を虐殺したロシアの戦闘員は許しがたいですが。

②の差異は、士気の差異につながり、戦果に反映されるでしょう。

①こそが最も問題ですね。「後々やっかいになりそうなので、今のうちにボコっとこう」というのは、認め難い判断です。

僕は、反プーチン勢力がロシアが内部的の歪みを補正した上で、ロシアがクリミア半島を含めウクライナ東部のウクライナ帰属を認めて撤退するのがベストだと思っています。

完全に善という存在はなかなかないと思います。

なので、わたしたちは、その都度その都度事象を考えて、自分の価値基準をアップデートしていかねばならないのでしょう。

ウクライナにしても、前ポロシェンコ大統領は、ウクライナ東部のロシア派住人に対して、ロシア語の使用制限をしたり、「子供は学校に通う必要がない」などと発言したり、かなりきつい迫害をしていたのは事実と思われます。

自己の価値基準を今後もアップデートしてまいりたいと思います

プリゴジン氏率いるワグネル軍が、ロシア正規軍からロケット砲攻撃を受けたために、

「なにしてくれちゃってんの?もう、こうなったらモスクワに押し寄せますよ!ショイグとゲラシモフと会わせろよ!不甲斐なさをしかってあげるから!我が25000人の兵士は全員死ぬ覚悟ができているぞ!」となったんですが、

プーチンは、「裏切り者は、全員ぶっ⚫す!」と即座に反応いたしました。

ロシア市民や一部のロシア軍の軍人から妙に人気のあるプリゴジンなので、プーチンも表立って暗殺するという手も使いづらいかも知れません。

プリゴジンがどこへ行ったか分からなくなったことにして暗殺し、人々の関心が薄れるのを待つということにするのでしょうか。