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最新の研究からわかった睡眠不足の恐ろしさ

日本人の「寝ること」についての考え方

「早寝早起き」が奨励され、「宵っ張りの朝寝坊」は良くない習慣とされています。

「食ってすぐ寝ると牛になる」も食後横になることの戒めですし、「寝る間も惜しんで働け」という表現も睡眠時間を削ることを奨励しています。

日本には、世界に誇る睡眠研究の第一人者である、柳沢正史先生がおられます。

柳沢先生は、ノーベル賞受賞者の有力候補に挙がっております。

そのような睡眠研究の専門家が、インタビューにお答えになっておられました。

お話の内容は、睡眠不足(睡眠負債)がどれだけ恐ろしいかという内容でした。

本当に恐ろしい内容なので、ぜひご一読くださいませ。

柳沢教授のプロフィール

※読みたい方のみお読みください。興味のない方は、柳沢教授のお話からお読みくださいませ。

筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構機構長
柳沢正史教授
睡眠研究の第一人者です。

プロフィール
筑波大学医学部時代に、臨床医にはならないと決断し、大学院では薬理学を専攻した。
大学院時代に、血管を収縮させるエンドセリンを発見し、研究者の間で有名になった。
その後、※テキサス大学サウスウエスタン医学センターからヘッドハンティングされ、ラボ(研究室)をまかされた。

※アメリカでは有名な研究所
以来、24年間アメリカで研究することになった。
オレキシンという睡眠覚醒に関係する脳内物質を発見した。
2000年に、内閣府が直接基礎研究費を配るという試みを行った。
30件の基礎研究に対し、1件あたり90億円を配るというもので、柳沢教授の研究がその対象となった。
後の民主党政権時に1件あたり20億円に削られてしまった。

(世にいう「2位じゃだめなんですか?」の事業仕分けで削られたようです。)
その予算で、優秀な研究者を集め、筑波大学にラボを開いた。
テキサス大学と筑波大学を兼任することになった。

事件において、突然変異で睡眠以上になっているマウスから、睡眠を制御する新しい遺伝子を発見した。
突発性過眠症をもたらす遺伝子の仕組みを解明した。
タンパク質に付着するリン酸基の量が多いと眠気を起こしているということが分かった。
特定の神経伝達物質が大脳皮質に達すると睡眠の質(深さ)を決め、同じ神経伝達物質が視床下部に到達すると、睡眠の量(時間)、タイミング(寝る時間)を決めるということが分かった。

その後、文部科学省の世界トップレベル研究拠点プログラムというものに応募したら採択された。
予算がつくので、睡眠のトップ研究者を世界から集め、世界最大かつ世界トップの研究所になった

柳沢先生のお話

睡眠のホメオスタシス

ノンレム睡眠は良い睡眠で、レム睡眠は浅い睡眠であるというのは間違いである
ノンレム睡眠には1~3までの深さがあり、レム睡眠にも深さがある。

1日3時間だけ深く眠ることができる薬が作られる可能性はある。
つまり、睡眠をコントロールできる可能性はあるが、体には良くないと思う
なぜなら、睡眠時間は少なくとも数十万年かけて、7時間前後に決まってきた訳なので、それなりの理由があるはずだからである。

試験前や仕事で、カフェインを接種して徹夜し、その後ぐっすり寝ても回復できないのだろうか。
残念ながら、回復できない。
そのような睡眠負債は1日や2日では返せない。

適正な睡眠時間の計り方

休日を連続4日間確保する。
この4日間は何時間寝てもいいことにする。
だいたい、初日は10時間半ほど寝て、だんだん睡眠時間が短くなり、4日目には7~8時間ぐらいで安定する。
4日目の睡眠時間が、本来その人が必要とする睡眠時間である

徹夜の弊害

完全徹夜をした人の脳の状態は、血中アルコール濃度0.1%以上の状態と変わらない。
全に酔っ払った状態と同じ脳の状態なのである
徹夜をすると1日、2日で回復しないので、徹夜を重ねると、脳の状態はもっと悪くなる。
記憶力・判断力・理解力・想像力全てに渡って脳パフォーマンスがかなり低下する。

1日4時間睡眠を6~7日間続けると、完全徹夜と同じ状態になる。
1日6時間睡眠を10日感続けると、完全徹夜と同じ状態になる
脳のパフォーマンスはガタ落ちになる。

ショートスリーパー

ショートスリーパーを自称している人の99.何%は寝不足の人に過ぎない
トゥルーショートスリーパーは200人に1人位という感じがする。
本物のトゥルーショートスリーパーは、ハイテンションでウザいやつが多い。
自称ショートスリーパーは、本来の脳のパフォーマンスを発揮できていない

※ショートスリーパー

 睡眠時間が6時間未満であるにも関わらず、日中の眠気などもなく健康を維持できる人。

寝る間も惜しんで勉強する「四当五落」の精神

受験界で言われている「四当五落」は間違いである
アメリカの実験でも、よく寝ている子の方が成績が良い事がわかっている
※「四当五落」受験期に4時間しか寝ないで勉強する受験生は合格し、5時間寝てしまう受験生は不合格になるという意味

寝不足の弊害

〈能力の低下〉
処理するスピード・量・質が落ちる。ミステイクが多くなる
やる気・モチベーションも下がる

〈感情のコントロール〉
感情をコントロールできなくなる

同じ行動を取り勝ちになる
※これらの傾向は、酔っぱらいと似ている。

〈寝不足な人は太る〉
睡眠不足であると過食になりやすくなる
睡眠が1時間伸びると150キロカロリー減る
深い睡眠の間に成長ホルモンが出るので成長し、老化をふせぎ若々しさを保つ
寝不足な人→太る
寝る人→やせる

〈病気〉
鬱になりやすくなる
認知症の発症率が高まる
免疫系が駄目になるので色々な感染症にかかりやすくなる
三大疾患である、「がん」「心疾患」「脳血管疾患」全てについて発症率が高まる。
睡眠不足と上記の発症率については、最も強力な証拠がある。

居眠り

睡眠時間が足りていれば、居眠りしようと思っても寝られないような脳の仕組みになっている。
ところが、日本では、電車の中や、授業中、暇になると寝てしまう人がとても多い。
外国ではなかなか見られない光景である。
日本人は全て寝不足状態なのである
ほとんどの日本人が脳のパフォーマンスがガタ落ちしている状態で勉強したり仕事をしているのだ。
日本人が先進国の中で睡眠時間の調査をしたら、日本が最下位であった。

適正な睡眠時間を見つけて、しっかりと睡眠時間を取りましょう。

朝型が正しくて、夜型は間違っているのか?

小学生の頃は皆朝型だけれど、だんだん成長するに従って夜型になる人が多い
それらの人は、遅めに起きて行動するのが脳に合っている。
ただ、社会が朝型なので、それに従わざるを得ないというのが現状だ
海外では、高等教育は昼から始めるというところもある。
フレックス制などが良いと思う。

感想

睡眠不足は本当に恐ろしいですね。
振り返ってみると、ほとんど睡眠不足で生活してきました。
睡眠負債は膨大で、これは、三大疾患に全部かかってもおかしくないですね。

脳のパフォーマンスは酔っ払いと同じ程度とは・・・
おそろしや・・・
寝れるだけ寝るようにしていきます。
少しでも眠くなったら、出来得る限りその時寝るようにします。

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