ビンに大きな石を詰める話(その2)
ある教授が大きなビンを持ってきて、用意した大きな石をビンいっぱいに詰めました。
そして学生たちに質問しました。
「このビンは満杯かな?」
学生たちは「はい」と答えました。
すると教授は砂利の入ったバケツを取り出し、石の入ったビンにそれを流し込みました。
そして学生たちに質問しました。
「今度は満杯かな?」
すると一人の学生が答えました。
「いえ、多分違います。」
教授は言いました。「そうだ!」
教授は、今度はビンの隙間に砂を流し込みました。
そして言いました。
「こんどこそビンは一杯になったかな?」
学生たちは答えます。
「いいえ!」
教授は水の入ったバケツを取り出し便が一杯になるまで注ぎました。
教授は皆に再び問いました。
「私が何を言いたいか分かるかな?」
一人の学生が手を上げて言いました。
「どんなにスケジュールがきついときでも、頑張れば予定を詰め込むことができるということですか?」
「いや違うよ。」
「このビンに大きな石を入れようと思ったら、まず最初に入れなければならないということだ。
先に砂利や砂を入れてしまうと、大きな石を入れることは二度とできないということなんだ。
さて、君たちの人生にとって『大きな石』とは何だろう?
それは、
仕事であったり、
夢であったり、
家族や愛する人かもしれない。
それを最初にビンの中に入れなさいということだよ。
もし君たちが重要性の低い砂利や砂でビンを満たしてしまうと、いちばん大事なものを失うことになるからね。」
これが大きな石のお話です。
さて、あなたにとっての大きな石とは何でしょうか?
もし家族が大きな石の一つであるのならば、「家族と過ごす時間」を優先的に予定に組み込みましょう。
もしあなたが受験を考えているならば合格を勝ち取ることが「大きな石」になるでしょう。
これを最優先の予定として組み込むことにします。
手帳を使って大きな石の予定を管理しませんか?
ものすごく効果がありますよ。
僕も使っていますし、知り合いにも使っている人が多いです。
多くの人はシステム手帳を利用しています。
1日1ページか1日2ページの予定表です。
「ほぼ日手帳」もおすすめします。
とてもよくできた手帳で、1375円(税込み)とお求めやすいのが魅力です。
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まずは、
勉強の総量を書き出します。
国語ならば、
問題集A、
問題集B、
問題集Cのように。
英語ならば、
英文法問題集A、
英語長文B、
英単語集Cなどのように。
次は月割にします。
7月から10月末までならば、4で割って計算します。
そして、週割にします。
月の予定を4で割って計算します。
第5週は調整日にします。
最後に日々の予定を出します。
週割の予定を6で割って日々の予定を出します。
7日目は予備日とします。
そして、その日々の予定を手帳のタスクの一番上に書きます。
何があっても、このタスクはその日の内にやり遂げると決めます。
どうしても消化できない日は、翌日のタスクと一緒に消化します。
このように、自分の一日の行動の中の最重要タスクとして、大きな石(受験勉強)を組み込んでいくのです。
予算に余裕があれば、フランクリン・プランナーをおすすめします。
12,000円から25,000円程度かかりますが、バインダーは一生使えます。
手帳を利用して、あなたの大きな石を攻略していきましょう!