電車に乗っている時にスマホを見る
電車やバスを待っている時にスマホを見る
食事をしながらスマホを見る
歩きながら音楽を聞く
ちょっとした暇があればスマホでニュースやSNSを見る
ご自分にもどれか当てはまっていませんか?
なんとなくボーッとしているよりは、スマホを見て情報を集めたり、音楽を聞いていた方が時間を有効利用している感じがしますよね。
東海大学の川越講師の実験によると、
日本人の約7%、アメリカ人の約13%がぼーっとして何も考えない状態を経験したことがないと回答しているそうです。
さて、
「ぼーっと過ごす」メリットについて、
精神科医の樺沢紫苑先生が以下のようにおっしゃっています。
現代人にとって、「ぼーっと過ごす」のは、
「時間のムダ」と考える人が多いようですが、
最近の脳科学研究で、
「ぼーっとする」ことの重要性が証明されています。
特になんの作業もしていない
「ぼーっとした状態」「ぼんやりした状態」のとき、
脳内では
「デフォルトモード・ネットワー ク」が活発に稼働しているのです。
デフォルトモード・ネットワークは、
いうなれば「脳のスタン バイ状態」。
このスタンバイ状態において、これからの自分 の身に起こり得ることをシミュレーションしたり、自分の過去の 経験や記憶を整理・統合したり、今の自分がおかれている状況を 分析したりと、いろいろなイメージや記憶を想起させながら、脳内で「自分のこれからをよりよいものにしていくための準備」を 整えているのです。
ワシントン大学の研究によると、デフォルトモード・ネットワー クを稼働させてぼんやりしているときの脳内では、通常の脳の活 動時の 15 倍ものエネルギーが消費されていることが明らかにされました。
つまり、脳は活動しているときよりも、実は「ぼーっ としている状態」のほうが重要なのです。
デフォルトモード・ネットワークが稼働する時間が少ないと、 前頭前野の物事を深く考える機能が低下します。
結果として、注 意力、集中力、思考力、判断力、記憶力、ひらめきなどの想像力 などがすべて低下し、脳の老化も進みやすくなります。
「ぼーっとしている時間」がもったいないと、暇な時間にスマホ、 能力を ゲーム、テレビに時間を使う人が多いですが、脳を絶えず使い続けることは、デフォルトモード・ネットワークを妨害し、脳を疲れさせ、脳の働きを退化させる原因になるのです。
あなたは、何もしないでぼーっとする時間を作っていますか?
東海大学の川越講師の実験によると、
日本人の約7%、アメリカ人の約13%がマインドブランキングを経験したことがないと回答しているそうです。
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