東北大学の橋爪秀利名誉教授(仙台高等専門学校長)が、日本のエネルギー問題、特に原子力発電が抱える「廃棄物問題」を根本から解決に導く可能性を秘めた、革新的な発電システムを考案し、国際学術誌に論文が掲載されました。
この新システムは、既存の原子力発電技術と、現在研究開発が進む「核融合」技術を組み合わせた、まさに「夢のコラボレーション」です。

1. 新システム「原子力×核融合」の核となるアイデア
このシステムの最大のポイントは、原子力発電所から排出される「使用済み核燃料」の扱いを劇的に変える点にあります。
・現在の課題:
原子力発電で使い終わった燃料には、放射能レベルの高い物質が残ります。
これらは、現在、数十万年という途方もない期間、安全に管理するため「地層処分」することが検討されていますが、国内で最終処分場の候補地選定は難航しています。
・橋爪教授の革新的なアイデア:
橋爪教授のシステムでは、この使用済み核燃料を、核融合炉の「燃料」として再利用します。
廃棄物として埋めるのではなく、エネルギー源として最後まで使い切るという発想の転換です。
これにより、核燃料の有効活用が進み、廃棄物の量を大幅に減らすだけでなく、最終的に放射性廃棄物を地層処分する必要がなくなるとしています。
2. 「核融合」とは?なぜ廃棄物問題が解決するのか?
核融合発電の基本
核融合とは、太陽のエネルギー生成と同じ原理で、軽い原子核同士を合体(融合)させて、大きなエネルギーを取り出す発電方法です。
「夢のエネルギー」と呼ばれる理由は、以下の点にあります。
燃料が豊富:
海水から取れる物質(三重水素など)が主な燃料となります。
高レベル放射性廃棄物が出ない:
原子力発電(核分裂)と異なり、高レベルの放射性廃棄物を大量に排出しません。
システムの仕組み(イメージ)
橋爪教授の考案したシステムでは、核融合反応で発生する高エネルギーの中性子を、使用済み核燃料(ウランやプルトニウムなど)に当てます。
この中性子が燃料を核分裂させることで、燃料を効率よく燃焼させ、同時に有害な放射性物質を減らしていきます。この技術は、核融合中性子源駆動未臨界炉といった分野の応用にも関連しています。
3. 国内の議論への一石
この画期的な新システムは、以下の点で大きな意味を持ちます。
最終処分問題の解消:
地層処分の候補地を巡る地域の懸念や、長期的な安全管理の負担という、長年のエネルギー政策上の難題に解決策の光を提示します。
エネルギー安全保障の強化:
使用済み燃料という形で既に存在する資源を最大限に活用できるため、日本のエネルギー安全保障の強化にもつながります。
橋爪名誉教授の論文は、原子力技術の国際学術誌に5月に掲載されました。
今後の技術開発と、このアイデアが日本のエネルギー政策の議論にどのように影響を与えていくか、注目が集まります。
私見
以前のブログ記事←(クリックして下さい)で、原子力発電で生じる核廃棄物を無害化する理論をご紹介しましたが、今回の理論はまさに一石二鳥と言えるものです。
科学で生まれた害悪を、科学で無害化したり有益なものに変えたりしていくというのは、まさに人類が行ってきたことです。
IT化が進み、AIなどの登場によって驚くほどの電力が必要になってきています。
ネットで繋がり、AI利用やクラウド保存などのために、巨大なデータセンターが世界中にあります。

これらの施設は都市一つ分と等しい電力を使用します。
これらの電力が核融合で賄えるようになれば理想的ですね。
原料は海水から採ることができるので、無料です。
電気料金がとても安価になるでしょう。
また、量子コンピューターの普及により、複雑な相談などにも瞬時に最適解が示されるでしょう。
私達は、エネルギー革命と情報革命を同時に体験できる世代となりました。
すばらしい体験となるでしょう。
科学が進歩すればするほど地球の環境破壊が進んでいくというように、ネガティブな反応をされる方がおられますが、僕はそうは思いません。
なぜなら、昔に比べて、格段に寿命が伸び、健康になり、病気を治すことが出来、日常の生活作業が楽になってきました。
子どもの死亡率がものすごく下がり、餓死する人は発展途上国に見られる程度となりました。
そして、害悪の最たるものとしての放射性廃棄物が無害化され有益に使用されるというところまで来ました。
科学力は悪を作り出すこともありますが、次にそれを善に変える力を持っています。
日本の科学者が、科学が生み出した悪を善に変えていくというのはとてもすばらしいことです。
ただ、社会が進化するに従って、人類の脳の働きが衰えていくという事実が恐ろしいです。
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