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迎賓館赤坂離宮

まんま欧州の宮殿

ゴールデンウィーク中、一般公開されていた迎賓館赤坂離宮を訪れてみました。
入り口では、航空機に登場する前と全く同じ形式の厳重なセキュリティチェックがありました。
さて、中に入るとドアの取手から何から全てがキンキラキンの世界でおどろきました。
金箔貼りなんだと思いますが、超細かいところまできちっと貼ってあり手抜き一切なしの世界でした。

ちなみに、創建100年後の2009年に、創建当時の建造物である旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)本館、車寄及び階段附属、正門・塀、東西衛舎、主庭噴水池、主庭階段が国宝に指定されたようです。

世の中のおおよその品々というものは、顧客から見えないところは材質の低いものを使ったり、塗装をしなかったりして製造単価を下げるというのが製造の方程式となっております。
ところが、迎賓館赤坂離宮の空間は、この方程式が通用しないのであります。
広々とした空間の中の何をとっても1ミリの妥協もないと思われます。
たとえば、4つの大広間にある一つ1トン以上の巨大なシャンデリアは、実に複雑に絡み合った構造をしています。
それらは、下から見上げると絶対見えない部分も、見える部分と全く同じように作り込まれているのでしょう。

床や絨毯、壁、天井、調度品すべてが芸術品なのですね。
当時の最高の職人さんや芸術家が、後の世で後ろ指をさされぬように渾身の力を振り絞って制作した集合体が迎賓館赤坂離宮なのだと思います。
そう思うと、実に美しいバロック様式の大理石の柱から、窓の小さな取手にいたるまで、大量の芸術作品にどっぷり浸れるすばらしい一時でした。

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