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臨死体験について思う

エベン・アレグサンダー脳神経外科医の著書「プルーフ・オブ・ヘヴン」

臨死体験についての書籍では、エベン・アレグサンダー脳神経外科医の著書「プルーフ・オブ・ヘヴン」が有名ですね。
氏は髄膜炎を発症して手術を受けるも生死をさまよう状態が続いていました。
そのうちに幽体離脱をして、天国のような場所に行くと、見知らぬ女性が近寄ってきて言うのでした。
「まだ来るときではないので戻りなさい」と。
その後、氏は蘇生したのでした。
そして、記憶したことをノートに克明に記録しました。
近寄って来た女性のことが気になって仕方がありません。
エベン医師は幼児の頃に養子に出されていました。
規則上許されないのですが、実母に会うことにしました。
エベン医師は知らなかったのですが、実は彼には姉がいたのでした。
実母に会った後、彼女から手紙が届きました。
その中に最近亡くなった姉の写真が入っていました。
それを見て彼は衝撃を受けました。
天国のような場所で「戻りなさい」と声をかけてきた女性とそっくりだったからです。
というような内容でした。
存在すら知らなかった姉と、エベン医師がスケッチした女性の顔が一致したという部分が唯一客観的な証拠となりうるかもしれません。
あくまでも、嘘をついていないということを前提にすればですが。

ざっくりした判定の仕方は、

何もせずに現在の社会的地位を守ったほうが得な人は嘘をつかない。

現在の社会的地位はたいしたことないか、もろいものなので、一か八か社会的な向上をねらう人は嘘をつきやすい。

ということだと思います。

矢作直樹医師の「人は死なない ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索」

日本では矢作直樹医師の「人は死なない ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索」というのがあります。
こちらは、かなりスピリチャルな内容でした。
東京大学の医学部附属病院救急部・集中治療部部長をされている時に、数多くのの臨死体験を聞き取り、意識は残ると確信したとのことです。
飛び降り自殺をして生き残った女性の「何かが入ってきた」という発言から、霊はエネルギー体のようなものと定義されておりました。
ちょっと早計に過ぎる感があります。
また、亡くなる直前に、「はっ!」とした表情をされる方が多いので、人は亡くなる時に何かを見るのだろうという推測をされていました。
根拠薄弱な感じも無きにしもあらずです。
読んでいて、現役の医師がこんな本書いて大丈夫かな?と思ってしまいました。
その後参院選に出馬して落選されたりしてましたので、ええっ!この迷走ぶりは!と驚きました。
しかし、もともと政治に興味があったそうで、現在は東京大学名誉教授にもなっておられますので、めでたしめでたしです。

余談ですが、久々に矢作先生が対談されているのをyoutubeで拝見したのですが、その際に先生が、「雲黒斎さんあたりもそのようなことを仰ってますねぇ。」と発言されたのでした😲

雲黒斎(うん こくさい)といえば、今から30年近く前の春休みものの映画で、クレヨンしんちゃんの「雲黒斎の野望」というのがあったのでした。

クレしんですので、言うまでもなく💩系です。

本当に雲黒斎さんがいらっしゃるなら、よくぞ「雲黒斎の野望」を訴えなかったなと思ったのでした。

調べてみると、ペンネームのようなもので、ご自身のお名前は別でした。

雲黒斎=黒澤一輝さんは、「あの世に聞いた、この世の仕組み」というベストセラーや「極楽飯店」などを執筆されている作家さんです。

黒澤さん、さすがに、「雲黒斎=うんこ臭い」の由来はご存知のことと思います。

田坂広志先生も「死は存在しない」と量子力学の観点から説かれています。

この方の講演は、破壊的な迫力があり、一見の価値ありです。

田坂先生の講演はこちらからどうぞ。

「あの世」の存在が証明されたらどうします?

一人の科学者が、「あの世」の存在を科学的に証明してみせたために、世界中で自殺が大流行するという内容の「ザ・ディスカバリー」という映画がありました。
わかる気もします。
臨死体験で語られる「あの世=天国」には、光に満ち溢れ、美しい花が咲き乱れ、いい匂いがして、優しい人々に囲まれるという共通イメージがあります。
現世と比べると段違いに素敵な世界ですものね。
誰でも理解できるように、「あの世はありまーす!」と説明してくれたら、「ちょ、ちょっと行ってくるわ」となりがちですよね。

天草四郎の「島原の乱」

これまた余談となりますが、江戸幕府が開かれて40年弱ほど経った頃に、ご存知「島原の乱」というのがありました。キリシタンをいじめまくった代官を、天草四郎(16歳)を筆頭とするキリシタンが殺害しちゃった訳です。

この乱で幕府側の兵士がビビりまくったのは、いくら切っても矢が刺さってもどんどん突っ込んでくるキリシタン勢の勢いだったそうです。

(ロシアのプリゴジン勢力の勢いと似ています。囚人軍団は退却すると味方から撃たれますので。)

カソリックでは自殺はご法度になっています。神様の許しがないのになに勝手に死んじゃってるの?となり、天国にいけません。

しかし、戦場で死亡したら聖戦で亡くなったことになり、最高な死に方なのでありました。

一刻も早く天国に行くために、競って突撃したのでした。

ザ・ディスカバリーに通底するものがありますよね。

臨死体験で地獄に行った方おられますかー?

臨死体験で地獄の様子を語った事例を一つも見聞きしたことないなと思っていました。
それは当たり前かも知れません。
臨死体験で天国に行った人は、「あなたはまだ社会に貢献できるのだから、戻りなさい」という感じで諭されて戻ってくるという感じです。
ところが、地獄に行くような人物であれば、「やっと来やがったか!待ってたで!」となり、現世に戻してもらえないでしょうから。

アカシックレコード

宇宙で起こってきたこと、これから起こることの全てが記録されているアカシックレコードというものがあるとのこと。
この存在を正面切って主張するのは「ムー(雑誌)」か「大阪スポーツ(東京スポーツの夕刊紙)」ぐらいなものでしょう。


ところが、物理学の分野ではゼロ・ポイント・フィールド仮説が主張され、それらは宇宙に普遍的に存在する「量子真空」の中にあると説明されています。

いわゆる無の世界です。
普遍的というのがすごいですね。
どこにでもあるということになります。
そして、そのゼロ・ポイント・フィールドには、宇宙の全ての事象が記録されていると説くのです。
まんま、アカシックレコードではありませんか。
古代仏教と量子力学がどんどん融合していっているのがおもしろいです。

  

  

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