日本の復活
ウォーレン・バフェットをご存じの方は多いと思います。
最近の彼の決断をご紹介したいのですが、その前に彼についてご紹介したいと思います。
92歳の大投資家です。
投資会社バークシャー・ハサウェイのオーナーであり、現役の株式投資家です。
昔からネブラスカ州のオマハに住んでおり、オマハの賢人と呼ばれています。
コカ・コーラなどの株を長年所有し、大きな利益を挙げています。
買った株は売らずに長期保有するのが彼のスタイルです。
コカ・コーラを飲んだ時に、「これは美味しいから流行るに違いない」と思ったそうです。
逆に、よく知らない業界の株には一切手を付けないことでも知られています。
コンピューターで有名なヒューレット・パッカードの経営者が、バフェットを訪ねて支援を申し込んだところ、
「コンピューターはよく知らないので断る。」と返事したとのこと。
ただ、コロナ禍で、航空機会社の株をガッツリ買ったのですが、間違いだったとしてすぐに売却することもありました。
ウォーレン・バフェットとの昼食会券というのが売りに出されることがあります。
以前1億円という値段がついて驚きましたが、最近25億円という値段がついたようでびっくりです。
それだけ貴重な賢人なのであります。
バフェットは、オークションで得た売上金は寄付します。
さて本題です。
そのウォーレン・バフェットが、近頃日本の5大商社の株を買い漁ったのです。
日本の会社はは50年、100年存続できる素晴らしい会社であると信じていると言って。
我々は、自分達がとても調和性が高く、協力もしやすく、誠実で、責任能力も高く、まじめであることを忘れがちです。
しかし、一旦他国に旅行したり、住んだりすると、どれだけ他国のモラルがいい加減かを思い知ることになります。
逆に、独創性がなくて横並びというような批判もあると思います。
協調性が高いとそのようなこともあるかもしれません。
しかし、企業そして国力を長年判断してきたウォーレンバフェットが、日本を最大限に肯定したことには、とても勇気づけられます。
なぜなら、彼の長期についての判断には定評があるからです。
バークシャー・ハサウェイは年間で20%近い利益を上げています。
確かに、日本や日本人は、外から褒めてもらわないと喜べないという特異性はあります。
しかし、今回、冷静な投資家であり、長期判断をするバフェット氏から将来性があると判断してもらったことは励みになります。
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