看護学生の皆さんは、日々膨大な学習量と臨床実習のプレッシャー、そして命を預かる責任感の間で、強いストレスを感じていることと思います。
最近の研究で、「なぜ一部の学生は、他の学生よりも不安を感じやすいのか?」という疑問に対する重要なヒントが明らかになりました。
中国の徐州医科大学らによる1,800人以上の学生を対象とした調査結果をもとに、看護学生のメンタルヘルスを守るためのポイントを解説します。
1. 不安の鍵を握る「対人感受性」とは?
研究チームが注目したのは、「対人感受性」という特性です。
🔵特徴: 他者の言動や反応に対して非常に敏感であること。
🔵心理: 「嫌われたのではないか」「批判されているのではないか」と過度に心配してしまう傾向。
看護の世界は、教員、実習指導者、看護師、そして患者さんと、多くの対人コミュニケーションを必要とします。
そのため、この感受性が高い学生は、周囲の反応をネガティブに受け取ってしまい、不安症状が出やすくなることが分かりました。

2. 不安を和らげる2つのキーワード
研究では、対人感受性が高くても不安に飲み込まれないための「防波堤」となる要素が2つ示されました。
① 心理的資本(内なるパワー)
これが今回の研究で最も重要視された要素です。以下の4つのポジティブな精神状態を指します。
🔵希望: 目標に向かって進む意欲
🔵レジリエンス: 逆境から立ち直る力
🔵楽観性: 物事を前向きに捉える姿勢
🔵自己効力感: 「自分ならできる」という自信
【発見】 他人の目が気になる学生でも、この「心理的資本」が高いと、不安が大幅に軽減されます。
② ソーシャルサポート(周囲の支え)
家族、友人、先生、クラスメートからのサポートです。
単に「助けてもらう」だけでなく、周囲の支えがあることで自分の内面(心理的資本)が強化され、結果として不安に強くなるという連鎖効果が確認されました。
3. 看護学生を守るための対策
研究者たちは、看護師不足を防ぎ、質の高い看護を提供するためには、学生時代からのメンタルケアが不可欠だと強調しています。
| 対策のレベル | 具体的なアクション |
| 個人でできること | 自分の強みを再確認する、小さな成功体験を積み重ねる。 |
| 学校・教員の役割 | メンター制度の導入、レジリエンストレーニングの実施。 |
| 周囲の役割 | 孤立させない声掛け、心理的安全性の高い実習環境づくり。 |
まとめ:あなたの「内なる資源」を育てよう
他人の目が気になるのは、あなたがそれだけ周囲に配慮できる優しい性格である証拠でもあります。
しかし、それが自分を苦しめてしまう時は、「自信・回復力・希望・楽観」という心のエネルギーを補給することが大切です。
「自分一人で抱え込まず、周囲のサポートを力に変えて、自分自身のレジリエンス(回復力)を育てていく」。
これが、プロの看護師への道を歩むための、最も強力な武器になるはずです。
レジリエンス(回復力)を取り戻せ
看護学生の日々は、予期せぬトラブルや厳しい指導の連続ですよね。
そこで重要なのが、ボロボロになってもまたしなやかに戻る力、「レジリエンス(精神的回復力)」です。
レジリエンスは筋トレと同じで、日々の意識で後天的に鍛えることができます。
心理学に基づいた4つの具体的なステップをご紹介します。
1. 感情に「ラベル」を貼る(客観視)
強い不安やショックを感じたとき、脳の中はパニック状態です。
まずは自分の状態を言葉にして、一歩引いて眺めてみましょう。
🔵やり方: 「自分は今、指導者に言われた言葉でひどく傷ついているんだな」「実習が不安で心臓がバクバクしているな」と、心の中で実況中継します。
🔵効果: 感情に名前を付けるだけで、脳の興奮が抑えられ、冷静さを取り戻しやすくなります。
2. 「思考のクセ」を書き換える
対人感受性が高い人は、「自分がダメだから怒られた」と極端に考えがちです。
これを「ABC理論」を使って整理してみましょう。
| ステップ | 内容 | 具体例 |
| A (出来事) | 起こった事実 | バイタル測定でミスをして指導された。 |
| B (受け取り方) | 自分の解釈 | 「私は看護師に向いていない。もう終わりだ。」 |
| C (結果) | 感情や行動 | 落ち込んで、次の実習に行きたくない。 |
🔵レジリエンスを働かせるコツ: 「B」を別の視点に変えてみます。
「今は学生だからミスに気づけて良かった。次はどうすれば防げるか学ぶチャンスだ」と捉え直す練習をしましょう。
3. 「小さな成功」を記録する
自信(自己効力感)を育てるには、大きな目標よりも「今日できたこと」に注目します。
🔵やり方: 寝る前に「スリーグッドシングス(3つの良いこと)」をメモします。
例:「患者さんと笑顔で挨拶できた」
例:「難しい課題を1ページ進めた」
例:「時間通りに実習先へ着いた」
🔵効果: 脳が「自分は対処できている」という感覚を覚え、心理的資本(自信)が蓄積されます。
4. 「助けを求める」スキルを磨く
一人で耐えるのがレジリエンスではありません。
「誰に、どのタイミングで相談するか」をあらかじめ決めておくことが、最大の防御になります。
🔵アクション: 信頼できる友人、家族、あるいは学校のカウンセラーなど、「いざという時の避難先」をリストアップしておきましょう。
まとめ:レジリエンスは「竹」のような強さ
レジリエンスとは、硬い鉄棒のような強さではなく、風に吹かれてもしなって元に戻る「竹」のような強さです。
① 自分の感情を認め
② 考え方を少しだけ柔軟にし
③ 小さな成功を認め
④ 周囲に頼る
これらを繰り返すことで、実習や仕事のプレッシャーに負けない強い心が育っていきます。
まずは今日、寝る前に「今日頑張ったこと」を1つだけ思い出してみませんか?
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