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コロナウイルスが逆転写されることもある?

コロナに一度かかれば、ずっとかかりっぱなしになる

生物を勉強されている方は、よくご理解いただけると思います。
通常、タンパク質の合成に際しては、
DNAの情報をRNAがもらい、その報をリボソーム渡し、アミノ酸を作り、アミノ酸を結合してタンパク質にするというのが、どの生物にも共通する過程です。
ゆえに「セントラルドグマ」と呼ばれています。
まあ、「根本的な決まりごと」みたいな意味です。

また、コロナウイルスというのはRNAの姿をしたウイルスで、本来のDNAの情報とは異なった情報を所有しています。

さて、アメリカ科学アカデミーに掲載された論文によると、コロナウイルスRNAからDNAへ、遺伝子情報が逆流することがあると指摘されました。
ということは、コロナウイルスの遺伝情報がDNAに書き込まれてしまえば、ずっとコロナウイルスが増殖されることになります。
セントラルドグマの逆流です。
これは、えらいことなのですが、反論も多く、まだまだ眉唾ものです。