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日々のこと

推薦入試・社会人入試が迫ってきました。
11月中に行われる所がほとんどです。

入試まであと2~3ヶ月となり、実践的な問題を解くなど、これから学習量は増えていく時期となります。

さて、進捗はその都度申告してもらっているのですが、高3生のAさんの9月に入ってからの学習量が予定量を下回っておりました。

そこでgoogle meetを使った面談をお願いしました。

・学校が始まって一日はどんな感じで流れていってますか?
・予定している範囲を学習し切れなかったのはどんな事情があったのですか?
・志望先に対するモチベーションは保たれていますか(ここは大事)?
などについてお話を聞かせてもらいました。

ご本人としては、第一志望大学へのモチベは保たれているとのことでした。
ここは大事なところで、志望先へのあこがれが強くあれば、少々の負荷には耐えられます。
学習量が減っていることについては、もう一度一週間の学習プランを立て直してもらうことにいたしました。

この、「1週間のプラン」というのが大事なポイントです。
1週間の期間であれば、プランを完遂しやすいのです。

ですので、やり切ったという自信を持ちやすい期間と言えます。
もう残りが2ヶ月+αですし、それまでに解くべき問題量は分かっているため、逆算して1週間のプランを算出することは簡単にできます。

また、「立て直してもらう」というのも大事なポイントです。
こちらで立て直した学習プランを、「これに従って進めてみて!」と押し付ける形になるとよろしくないです。

そこには、押し付けるもの、押し付けられるものという関係が無意識の内に構築されてしまい、追う側と逃げる側という虚しい関係に終わってしまいます。
あくまでも、受講生自身でプランを立てることが肝心です。
自分でプランを立てることにより、「学習プラン=自分との約束」という形になるからです。
もちろん、プランのたたき台はこちらから提供いたします。
しかし、最終的にプランを定めるのは御本人にお願いしています。

受験勉強は、まさに自分との戦いなのだと思います。
第一志望に憧れて、その合格を夢見るようになり
合格をするためには多少の犠牲はいとわない」と決心し、
自分との約束を立て、それを破った自分を自ら戒め
約束を守った自分を自ら褒め
そうして合格して行くのです。

合格したときには、
「自分を自分で叱り」
「自分を自分で励ます」ことのできる
強い人間になっているのだと思います。

そういう意味で、僕は、受験には意味があると思っています。