１日１杯の青汁だけで生きている人

十何年か前、甲田光雄先生の著書を読む機会がありました。
要は、断食すると健康になるという趣旨の本でした。
甲田先生は大阪府の八尾市で甲田医院を開いておられたお医者さんです。
本の内容は驚くべきものでした。
「他では治らない病も、うちに来ると治ってしまう。」
はまだしも、
「うちの患者さんで、１日青汁１杯だけ飲んで元気にしている人だっている。」
・・・・うそー
なんでいつまで入院してんの？
という疑念は残るものの、その当時は本を読んだりネット上で色々と調べてました。

残念ながら、１日１杯の青汁でピンピンしている方の情報は得られませんでしたが、旧ソビエト連邦で、国を挙げて絶食による病気の治療の研究が進められていたということがわかりました。
旧ソ連は超ボンビーということもあり、お金のかからない絶食療法はもってこいの療法だったというのもあると思います。
絶食療法の研究の結果、極めて広範囲の病状に有効であることが証明されたことを知りました。
ぼくはがんを患っているわけではありませんが、末期がんから生還した患者の方々の講演を聞き、著書も読みました。

ステージ４で余命３ヶ月とか半年と宣言された方々が多くおられました。

講演でも本でも、その方々の腫瘍が消えてなくなる過程を画像付きで説明されておりました。

感想は「えーー、ほんとにー？？？」といった所です。

知り合いの腫瘍の専門医に上記の事柄を話してみたら

「いやー、民間治療に頼って出ていく人もいるけど、たいていもっと悪くなって帰ってくるよ。」

まー、医師らしい回答でした。

でも、自分がステージ４で、余命３ヶ月などと宣告され、

「手術して１年、しなければ３ヶ月ですね。」などと言われたら、やっぱ断食療法に掛けると思います。

医師で断食療法を行っておられる方もいらっしゃるので、その方におねがいします。たぶん。

そして、ついに、１日１杯の青汁でピンピンしている人の本に行き当たりました。
鍼灸師の森美千代さんの著書、
「たべること、やめました」ー１日青汁１杯だけで元気に１３年　-2008/4/15
です。
現在もご存命で６０歳と思われます。

１日１杯の青汁で生きている人を研究する人

森さんを研究しておられた方がいらっしゃいます。
腸内細菌の権威、理化学研究所の辨野義己博士です。

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辨野の博士によると、成人は最低限度１日１２００キロカロリーを必要としますが、森さんは１日４５キロカロリーの生活を送っておられるとのことです。
さらに、森さんの腸内細菌をＤＮＡ解析した結果、牛の腸内細菌と同じであると診断されました。
えっ！
森さんは、食物繊維を分解する細菌を通常の人の１００倍持っていたということです。
クロストリジウム等の細菌が食物繊維からアミノ酸を合成し、アンモニアからもアミノ酸を作っているとのこと。

すごいですね。

この調子で行くと、じつは光合成してましたって人も現れそうです。

昔、インドの行者で、午前中太陽を見つめてパワーを吸収するだけで、何も食べないという人がいたとのことでした。

なにやら、NASAがアメリカに連れて行ったという話がありましたが、その後音沙汰がありません。

映像でも確認しましたが、自宅で栽培した野菜（種類はよくわかりませんでした😴）から青汁を作って飲んでおられました。

腸内細菌叢って作れるんですねー。

パプアニューギニアの人々の不思議

パプアニューギニアの方々は、ひたすらイモしか食べないのに、皆めっちゃ筋肉質なんです。

このことに興味を持つ研究者が多くおりまして、結局は腸内細菌がなせるわざであるということらしいです。

腸内細菌すごい！

腸内細菌のすごさ！　腸内フローラ

　　　　　　　※フローラ＝植物群　腸内細菌がお花畑に見えるので、フローラと呼ばれています。

肥満やアレルギーの人の腸内細菌を移植すると、移植された人が同じ症状になったりするようです。
また、うつ病や自閉スペクトラム症にも腸内細菌との関わりが発見されています。
現在では、腸内フローラ移植の研究が加速度的に進み実施されています。

腸内細菌を人からもらってきて、移植することにより治療するというものです。

これは、切ったりしないので、ドナー（提供する人）にもレシピエント（提供される人）にも負担がなくていいですね。

みーんな森さん化すれば、食糧危機なんてなくなりますよね。
しかし、第一次産業に従事しておられる方々は全滅しますね。
レストランに行ったら、メニューは青汁だけ・・・
ルイビトンの青汁！　￥10,000円

など、青汁のブランド化が加速するでしょうね。

青汁だけで生きていけるならば、住む所さえあればいいわけで、特に競争する必要もなくなるかもですね。
国も年金と同様に、国民全員に年汁を配るようにすれば、皆幸せになりそうです。

ぼくは、本やKindleがあれば、別にパソコンや車なくても行きていけそうです。

これで、核融合炉が稼働すれば、電気代がめちゃ安くなるでしょうから、ますます楽に行きていけそうです。

国民皆ミニマリスト・・・あー、こうなると景気がどん底ですねー。

なかなかうまく行きません。