2022年の出来事でしょうか
まさか2022年に、このような暴挙を目にするとは信じられません。
かつて、湾岸戦争などのように、ある国が武力行使に出たことに対する武力での対抗はありました。
しかし、今回のように、武力大国が一方的に何もしていない国に宣戦布告するなど、まったくありえません。
ウクライナは民主的国家であり、選挙による政治機構が成立しています。
日本の1.6倍の国土に、4300万人以上の国民がおり、これらの人々が全て国外に避難するというのは不可能でしょう。
政治的な問題には言及しないようにしてきましたが、子供が亡くなるような事態は別問題です。
小さな子供が、「死にたくない」と涙を流す映像は見るに耐えません。
まさか、今、このようなことが起こるなんて。
統計学的に、民主主義国家と民主主義国家間での戦争は起こらない傾向にあり、独裁政権国家の場合は戦争が起こる可能性が高いということが明らかになっています。
独裁政権国家が民主主義国家に変わることを願います。
なにはともあれ、子供が被害を受けることを許してはいけないと思います。
プーチン大統領は、余裕がなくなり、軍事面に注視せざるを得ないのでしょうが、経済面こそが国を左右する重大な要素であると思います。
ロシアのルーブルベースの債権が破綻した際の保険料がとてつもない料率になっています。
一時的に40%となり、ルーブル立ての債権を取引できなくなっています。
これは、ロシアの経済的破綻を意味するのではないでしょうか。
この局面を打開できるのは中国からの支援です。
しかし、中国がロシアに経済的な支援をすれば、中国自体がさらに強力な経済制裁を受ける可能性があるので、支援しにくいと思われます。
中国は非常に難しい選択を迫られているのではないでしょうか。
ウクライナは1932年から1933にかけて飢饉に陥り、300万人以上の人々が餓死しました。
ソビエトの農業政策が失敗して穀物の生産が落ち込んだことと、集団農業政策に対するウクライナ人の反対がありました。
ソビエト連邦は、ウクライナの肥沃な土地から穀物を奪い、さらにウクライナ人の殲滅を画策しました。
ウクライナは、その人口の8分の1を餓死によってうしないました。
日本ならば、15600~1600万人が餓死する勢いです。
人肉を食べることが横行し、これらのことは悲惨すぎて、ウクライナの歴史上封印されています。
これらの歴史を知るウクライナ人は、ロシアに迎合しないでしょう。
兄弟国という位置づけと言いながら、ロシアは、実質、ウクライナを支配下に置いてきた訳です。
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