感情の通貨
だれでも褒められるとうれしいものです。
また、他人よりもよいバッグを持っていたり、よい服を着ていたりしてもうれしいものです。
なんでもいいので、人よりもよい状況にあるとうれしくなります。
仮に「感情の通貨」というのがあり、それを他の人から得ると満足するという仕組みだったとします。
あなたは、以前から欲しかったバッグを買い、友達にお披露目します。
「すごーい!」「いいなー!」「わたしもほしいなー」
と絶賛されます。
あなたは大満足!
「ああ、ほんとうに買ってよかった!」となります。
あなたは「感情の通貨」を周囲の人々からたくさんもらい、満足できました。
周囲の人々は「感情の通貨」を支払ったことにより、少しの間「ひがみ」「ねたみ」「しっと」などの負の感情に支配されます。
これを続けると、あなたの一人勝ちになってしまい、ねたまれる対象になってしまいます。
ねたまれるのはいやだけど、やっぱり人にほめられたい!と思うのは自然な感情です。
当然です。
ではどうしましょう?
自己肯定
自分で自分をほめてあげましょう。
「感情の通貨」を自分に支払い、自分で受け取るのでプラマイゼロです。
「今のままでも十分なのに、チャレンジするなんてすごいね!尊敬する!」
「不安や心配もあるだろうけど、戦ってるんだね。立派だと思う!」、
「えらいよ!今日はしんどかったのによくぞ勉強続けたよね!すごいな!」
「今日はいやなことがあったのに、よくがまんしたね。えらいなー」
などなど、ノートに実際に書いてほめてあげましょう。
ほめちぎりましょう。
書き留めるノートは、はじめは100均の小さ目のノートでいいかなと思います。
一日の終りに、ほめ言葉をかける事柄を思い出して書き綴ってみて下さい。
ときどき読み返してみると、元気が出たりします。