1. 脳内で何が起きているのか?

「妬み」の苦痛が「報酬」に変わる瞬間
京都大学などの研究(2009年)により、シャーデンフロイデを感じる瞬間の脳の動きが明らかになりました。
🔵前帯状皮質(ぜんたいじょうひしつ):
自分より優れた相手を見たとき、脳はここを反応させます。
ここは「身体的な痛み」を感じる場所でもあります。つまり、「妬み」は脳にとって「痛み」なのです。
🔵側坐核(そくざかく):
相手が失敗した瞬間、今度はここが激しく活動します。
ここは報酬系(ご褒美)の中枢。
美味しいものを食べたときや、ギャンブルに勝ったときと同じ「ドーパミン」が放出されます。
つまり、ライバルの失墜によって「妬みという痛み」から解放された瞬間、脳はそれを「ご褒美」として処理してしまうのです。
2. なぜ「少し上」の人が対象なのか?
シャーデンフロイデは、自分と全くかけ離れた存在(例えば世界一の大富豪など)にはあまり発生しません。
対象になりやすいのは、「自分のポジションを脅かしそうな、少し上の人」です。
これは、脳が常に「社会的比較」を行っているためです。
相手のステータスが下がることは、相対的に自分のステータスが上がることを意味します。
この「相対的なランクアップ」を、脳は生存に有利なイベントだと判断するのです。
3. 進化の歴史:なぜこの感情が生き残ったのか?
では、なぜヒトの進化の過程で、これほど「性格が悪い」とも思える機能が備わったのでしょうか?
それは、過酷な原始時代を生き抜くための生存戦略だったと考えられています。
① 限られた資源の奪い合い
原始的なコミュニティにおいて、食べ物や住処、配偶者は常に限られていました。
自分より少し上の個体が失敗し、その地位から脱落することは、自分や自分の子孫がその資源を手に入れるチャンスが増えることを意味します。
② 集団内のバランス維持
誰か一人が突出して力を持ちすぎることは、集団全体の独裁を招くリスクがありました。
他人の失敗を喜ぶ(=引きずり下ろしたいという欲求を持つ)ことで、集団内のパワーバランスを一定に保ち、不平等による内部崩壊を防いでいたという説もあります。
③ 「正義」という名の防衛本能
進化心理学の視点では、シャーデンフロイデは「不当に利益を得ている者への制裁」という側面も持ちます。
「あいつだけズルい」と感じる相手が失敗したとき、脳は「不公平なルールが修正された」と認識し、報酬系を反応させることで、社会のルールを守るモチベーションを維持してきたのです。
4. まとめ:私たちはどう向き合うべきか
シャーデンフロイデは、私たちが社会的な動物として生き残るために刻まれた「生存本能のバグ」のようなものです。
この感情が湧くこと自体は、あなたの脳が正常に機能している証拠であり、自己嫌悪に陥る必要はありません。
大切なのは、その「蜜の味」に依存しすぎないことです。
他人の不幸で得られるドーパミンは一過性のもの。
それに浸るよりも、「自分自身の成功で報酬系を鳴らすこと」にエネルギーをシフトすることが、現代社会をより豊かに生きるコツと言えるでしょう。
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