
学習の手順
まずは学習するときの手順を考えてみましょう。
① まず、学習する対照への「興味」を持つ『好奇心』
② 次に、学習内容を読む、聞く、見る『理解力』
③ それを理解出るまで繰り返す『継続力』
④ 理解できたことを後日再現できるようにする『暗記力』
というような流れでしょうか。
その能力は「認知能力」?「非認知能力」?
これらの要素が「認知能力」なのか「非認知能力」なのかを考えてみましょう。
① 何でも挑戦してみようとか知ってみようという気持ちを沸かせる力『好奇心』は「非認知能力」と思われます。
② 文章を理解する力、ストーリーの流れを把握する力『理解力』は「認知能力」であり、「機能的識字能力」でもあるでしょう。
③ 繰り返す力『継続力』は「非認知能力」です。
④ 覚えておく力『暗記力』は「認知能力」ですね。
それらの能力は後天的に伸ばせるのか?
①について
そもそも『好奇心』が沸かなければ何事にも着手できませんの。
学習を始めることができないということになります。
気の向かないことを学習することは苦痛でしかなく、学習効率も悪いしストレスが溜まります。
①は必須の力です。訓練で高めることができるかどうかは不明です。
ただ、子供の頃は、誰しもが、「あれなに?」「これはなに?」などと親を質問攻めにしていたと思いますので、『好奇心』を持っているものと思います。
子どもは好奇心によって言語を学んでいくのですから。
②について
『理解力』(機能的識字能力)については、以下のようにしてを高めることができます。
・「なぜ?」という問いを立てて解を考える習慣をつける。
・読書を習慣とする。
・読んだ内容、学んだ内容を図式化してみたり、まとめてみる。
③について
『継続力』は「非認知能力」なのですが、この力は以下のようにして伸ばすことが可能だと思われます。
・目標を設定する。
・目標を細分化する。
・月週日の計画を立てる(ハードルは低めにする)。
・毎日学習計画にしたがって学習する。
・毎日記録をつけるようにする。
④について
「暗記力」について能力の高い人は勉強においてはとても有利です。
ただ、「暗記力」の差は時間で補うことができます。
書いたり声に出して読んだり人に教えたりして覚える。(継続力)
1日の終わりに・3日後に・1週間後に・1ヶ月後に復習をするように予定を組むんで実行する。(継続力)
まとめ
結局は、①~④の能力は後天的に伸ばすことができるということです。
ですので、「親ガチャ」で当たりの遺伝子を引けなかった能力があったとしても、努力で克服できるという結論となりました。
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